ニュース
「Paramount+」サービス開始。J:COM芳賀会長「3社で『NCIS：東京』作りたい」
2023年12月6日 19:45
バイアコム・ネットワークス・ジャパンは、定額制配信サービス「Paramount+」を12月1日よりサービス開始。日本ではJ:COM、WOWOWと提携する形で提供しており、J:COM STREAM、WOWOWオンデマンド内でParamount+のコンテンツが楽しめる。
ローンチに伴い、メディア向けのイベントが行なわれ、Paramount+ インターナショナルマーケット統括 エグゼクティブ・バイスプレジデントインターナショナル・ゼネラル・マネージャーのマルコ・ノビリ氏が登壇。12月1日より配信開始している「タルサ・キング」はシーズン2の制作が決定、「NCIS」シリーズの最新作「NCIS：シドニー」を独占配信することも話した。
また、J:COM代表取締役会長 芳賀敏氏、WOWOW代表取締役社長執行役員 田中晃氏も登壇。芳賀氏は、J:COMのシン・スタンダードの開始に伴い、10月より先行でサービス開始していたParamount+の手応えを問われると、「すでにシン・スタンダードの目玉コンテンツになっている」と述べた。
田中氏は、提携がParamount+にまで拡大した背景を説明。1991年のWOWOWサービス開始からCBSと長くパートナーシップを続けてきたことで、視聴者にCSIシリーズなどの根強いファンが居ることから、放送だけでなく、配信でもラインナップを広げていくことが重要だと語った。
それぞれの“推しコンテンツ”も紹介。芳賀氏は、「スター・トレック」と「タルサ・キング」を挙げ、とくにタルサ・キングは12月1日の配信開始から一気に配信中の9エピソードを観てしまったという。また「NCIS：シドニー」の配信を心待ちにしているとのこと。
田中氏の“推しコンテンツ”は「CSI」シリーズで、同じくCBS作品の「NCIS」シリーズも視聴者から愛されるはずだと述べた。また、芳賀氏同様にタルサ・キングも推しとして挙げたほか、同作を手がけるテイラー・シェリダン作品に注目していると述べ、既存の作品である「メイヤー・オブ・キングスタウン」だけでなく、同監督による今後の作品も全て注目していきたいとした。
また田中氏は、Paramount+には、視聴者が「これを観たら満足する」と言えるような作品があふれているとし、今度の展望について、「さらに提携を深め、コンテンツの共同制作に発展していければ」とコメント。さらに「『CSI：TOKYO』を作りましょう」とも述べた。
イベントには秋元才加さん、こがけんさん、☆Taku Takahashi(m-flo)さんも登壇。気になっている作品や、思い出のParamount作品などについて語った。
10月に第一子を出産した秋元さんは、家事や子育てでなかなか映画館に出向くことができないため、自宅の隙間時間でParamount+を楽しんでいるとし、今は「タルサ・キング」を1日のご褒美として1話ずつ視聴しているという。シルベスター・スタローンによるマフィアの役がハマっていて「めちゃくちゃ格好良い」と述べた。
また、そんなシルベスター・スタローンが役から離れた姿を観られるドキュメンタリー「スタローン・ファミリー」も視聴しており、タルサ・キングの撮影の裏で家族と連絡を取り合っている様子や、少し面倒くさい一面もある素顔を楽しめたとした。
☆Taku Takahashiさんは、「スター・トレック」シリーズのファンであるとし、新シリーズの「ストレンジ・ニュー・ワールド シーズン2」を待ちわびていたという。これまでの作品を全て視聴しなくても、「ストレンジ・ニュー・ワールド」から楽しめるため、1月のシーズン2配信までにシーズン1を是非チェックしてほしいと熱く述べた。
こがけんさんは、思い出のParamount作品として、「トップガン」や「ミッション：インポッシブル」シリーズなどのトム・クルーズ作品を挙げ、トップガンの1作目公開当時の盛り上がりの背景を語ったほか、トム・クルーズが作中でよく行なう「褒められていると思っていたら貶されていたことに気づいたときの表情」や「知り合いを見つけたときの指さし」を“トム仕草”として披露した。
3人が注目するファミリー作品について質問されると、小さな子供が居る場合は、「スポンジ・ボブ」と「パウ・パトロール」の2作が挙げられたが、いずれは、社会風刺やブラックジョークにあふれ、他社IPでも構わず取り込んでいく「サウスパーク」を家族で楽しみたいとした。とくに大統領選挙の結果でも物語が変わってくるなど、リアルタイムなアメリカの政治や社会の様子がわかるのも注目のポイントとのことだ。
