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「マッドマックス:フュリオサ」構想は前作撮影時から。ティザービジュアル公開

ブラジルコミコンに登場したクリス・ヘムズワース(左)とジョージ・ミラー監督(中央)、アニャ・テイラー=ジョイ(右)
(C)2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved

2024年全国公開の映画「マッドマックス:フュリオサ」より、主人公のフュリオサや新キャラクターのディメンタス将軍、前作で強烈な存在感を発揮したイモータン・ジョーと私設部隊「ウォーボーイズ」などが描かれたティザービジュアルが公開された。さらにUS版予告映像が初公開されたブラジルコミコンのオフィシャル写真も公開されている。

2015年に公開された映画「マッドマックス 怒りのデスロード」のなかで、シャーリーズ・セロンが演じたフュリオサを主人公に、新たな物語を描く作品。「クイーンズ・ギャンビット」や「ラストナイト・イン・ソーホー」のアニャ・テイラー=ジョイが若きフュリオサを演じる。監督は「マッドマックス」サーガの巨匠、ジョージ・ミラー。

舞台となるのは、世界の崩壊から45年後の世界。家族から引き離された若きフュリオサの、人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”が描かれる。彼女はウォーロード・ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカーの大群の手に落ち、荒地で戦いに明け暮れる男達と行動を共にしていくうちに、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわすのだった。

「マッドマックス:フュリオサ」ティザービジュアル
(C)2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved

ティザービジュアルでは、「怒りのデス・ロード」でもおなじみ、“出陣”のためにエンジンオイルで目の周りを黒く塗った勇ましいフュリオサの姿が印象的な仕上がり。若きフュリオサの見つめる先には、一体何が映っているのか? 新たなキャラクターとして注目を集めるディメンタス将軍の腰元には、銃と共にクマのぬいぐるみのようなものが……。一体彼はどんなキャラクターなのか、その謎は深まるばかり。

ほかにも、前作で悪役ながら強烈な存在感と圧倒的カリスマで多くのファンを魅了したイモータン・ジョーや、白塗りが印象的なイモータンの私設軍隊「ウォーボーイズ」など、ファンにはおなじみの面々も描かれている。

圧倒的なビジュアルと迫力満点のアクションに「予告見ただけでテンション上がる!」「若きフュリオサ見て圧倒された!」など世界中のファンが大熱狂したUS版予告映像が解禁されたブラジルコミコンには、ファンが熱烈に歓迎するなか、ミラー監督とアニャ、ヘムズワースが登場。ミラー監督は「フュリオサの物語は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』撮影時からあったんだ。『怒りのデス・ロード』がうまく行けば、次は『フュリオサ』と考えていた。やっと、ここまで来たんだ」と、本作が念願の企画であったことを告白した。

「今回のフュリオサの物語は『怒りのデス・ロード』の15年前を描いていて、色々な乗り物とか、『怒りのデス・ロード』で見た多くのものが登場する。物語は、互いに戦うに値すると信じる主人公と敵対者を求めていくんだ。作品を見てもらえば、それがそこにあるという僕の意見に同意してくれると思う」

(C)2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved

若きフュリオサ役に抜擢されたアニャは「アクションシーンを演じることにワクワクしました。監督から最初に、アクションを全部自分でやることに抵抗はないか、と聞かれたので、コーチをつけて欲しい、全部自分でやるからと答えました。スタントチームが温かく迎え入れ、段取りを丁寧に教えてくれたけど、あれは『荒っぽいライド』だった」と興奮気味にコメント。

ヘムズワースも「『マッドマックス』の物語はオーストラリアで生まれて、45年もの間語られてきた。僕は子供の頃、俳優になるずっと前に『マッドマックス』を観て、あの空間にいたいと思ったものです。興奮を求める、あのクリエイティブな旅に、あの混乱の世界の一部になりたいと思ったのを覚えています。今ここにこうして、この映画に関われたことは、夢が叶ったということなんです」と、往年のマッドマックスファンとしてコメントを残した。