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「マッドマックス」フュリオサ描いた最新作、'24年公開。US版予告映像も

【世界解禁】映画『マッドマックス:フュリオサ』US版予告 2024年公開

2015年に公開された映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの新たな物語を描く「マッドマックス:フュリオサ」(原題:FURIOSA: A MAD MAX SAGA)が2024年に公開される。公開決定を受け、US版予告とビジュアルなどが公開された。

(C)2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved

石油も、そして水も尽きかけた世界。愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ)と、資源を独占し恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョーに反逆を企てるフュリオサの自由への逃走劇を描いた「マッドマックス 怒りのデスロード」は世界中で大ヒットを記録。

第88回米アカデミー賞ではアクション作品としては異例のアカデミー賞作品賞候補となり、最多10部門にノミネートされ、6部門を受賞した。

日本でも2度のリバイバル上映など長期間にわたり劇場公開され、車に積むV8エンジンの“V8”を神に見立てポーズをとるファンダムや8回映画を観ることを“V8”と言うハッシュタグが流行るなど、多くの熱狂的なファンを生み出し社会現象となった。

そんな同作の中でも、さらに称賛されたのは、自らバズカットを提案したフュリオサ。そのクールで謎めいた姿の裏で、生きるために爆発する極限状態の本能は、観るものを異常なまでに興奮させ、映画の真の主役とも評された。

そのフュリオサを描く新作「マッドマックス:フュリオサ」は、世界の崩壊から45年後の世界が舞台。家族から引き離された若きフュリオサの、人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”が描かれる。

彼女はウォーロード・ディメンタス将軍率いるバイカーの大群の手に落ち、荒地で戦いに明け暮れる男達と行動を共にしていくうちに、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわすのだった。

数々のアクションシーンには、イモータン・ジョーに馴染みの改造車や彼を神のように崇拝する私設軍隊のウォーボーイズが映し出され、そして、ディメンタス将軍とイモータン・ジョーの水、緑、石油……土地の覇権を巡る争いから、フュリオサの数々の試練と故郷への道を探す姿が描かれていく。

(C)2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved

本作でシャーリーズ・セロンからフュリオサ役を引き継いだのは、「クイーンズ・ギャンビット」や「ラストナイト・イン・ソーホー」のアニャ・テイラー=ジョイ。繊細で痛みを抱えるキャラクターを力強い目と優美なルックスでパワフルな人間らしいキャラクターに昇華する演技力を持ち合わせ、今年大ヒットした「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のピーチ姫の吹き替えも担当した。

ディメンタス将軍役では、「アベンジャーズ」シリーズで日本でも大人気のクリス・ヘムズワースが出演。そして監督は1979年に公開された「マッドマックス」から「マッドマックス 怒りのデス・ロード」までの4作品の創始者であり、国内外の多くのクリエイターや作品に影響を与えた、「マッドマックス」サーガの巨匠、ジョージ・ミラーが務める。

ジョージ・ミラー監督が「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でロードムービーでしたが、この映画は15年にわたるフュリオサの物語だ」と話しているように、予告編の最後にはバズカット姿の成長したフュリオサも登場する。

また前作でイモータン・ジョーを演じたヒュー・キース・バーンは2020年に亡くなっている。予告映像で描かれているイモータン・ジョーを、誰が、どのように演じているのかも気になるポイントとなっている。

このUS予告はブラジルコミコンで解禁されたもので、イベントではあわせてファーストルックのビジュアルも公開。黄金に輝くフュリオサを、名誉の戦死を遂げ魂が英雄の館に招かれたであろう屍たちが称えている。まさにマッドマックスの世界であり、彼女の修羅の道を想起させる観たことがない仕上がりとなっている。

「マッドマックス:フュリオサ」ビジュアル
(C)2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved