ニュース

「若年層を中心にテレビ離れの様子」。A-PABが調査結果公表

ニュースリリースより

4K8K衛星放送の普及推進に取り組むA-PABは22日、放送やテレビに関する市場調査を実施。4K8K衛星放送視聴者の「画質・臨場感」に対する満足度は約9割に達した一方、“若年層の未所持・不使用”が前回調査より上昇しており「テレビ離れの様子がうかがえる」との結果を明らかにした。

同協会が行なった調査は、“4K8K衛星放送”ならびに“テレビ放送のポジショニング”の2つに関し、人々の意識、認知・理解度などをアンケートしたもの。実施期間は2023年9月22日から24日までで、全国47都道府県に居住する男女20歳~69歳から得られた計5,000サンプルを取りまとめた。

まず、4K8K衛星放送については、「現在、衛星放送で4K放送が見られる」ことを知っていた人は全体の38%。さらに実際に4K8K衛星放送を視聴した人は約1割となり、経験者における「画質・臨場感」への満足度は約9割と、非常に高い評価を得られたという。

ニュースリリースより

テレビ放送のポジショニングについては、テレビ放送を「なくてはならない」と捉えている人は約4割を記録。「あった方がよい」との合計では約7割に達し、前回調査よりもやや低下はしているもののの、大半はテレビ放送をポジティブに評価。動画サービスと比べても、テレビ放送をポジティブに捉えている人が多く、テレビ放送が必要とされている様子が確認できたという。

またテレビの利用法としては、前回同様に「テレビ番組の視聴」が突出。ただし、「テレビを持っていない/何もしていない」人が前回と比べてやや増加傾向にあり、若年層を中心にテレビの利用自体が減っていると推察される結果となった。

ニュースリリースより

各映像サービス・メディアの評価では、「テレビ(地上波放送)」が多くの目的で他メディアと比べて評価されており、特に「最新情報を得る」「信頼性」という面で評価されている様子が確認できる、とした。

ニュースリリースより