ニュース

SHANLING、プレーヤーとして使えるオールインワンDACアンプ

「H2」

MUSINは、SHANLINGブランドより、USB DACやBluetoothレシーバー機能に加え、SDカードのローカル再生もできるオールインワンポータブルDACアンプ「H2」を、2月29日に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は27,940円前後。カラーはブラックとシルバーの2色。

オプションとして、PUレザーを採用した専用レザーケースも用意する。こちらも価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2,420円前後。

「H2」シルバー

軽量で薄く、滑らかな曲線をボディラインに採用することで、片手で持ちながら操作系にもアクセスしやすい、操作性に優れたデザインを採用した。ボディは航空機グレードのマグネシウム-アルミニウム合金製。外形寸法は71.5×100×21.5mm、重さは185g。

底面に最大2TBまで対応したmicroSDカードスロットを備え、単体で音楽再生ができる。専用アプリ「Eddict Player」の「SyncLink機能」を利用して、スマートフォンとH2をペアリングすれば、SDカード内の楽曲ライブラリにアクセスすることもできる。

DACチップはシーラスロジック製「CS43198」。SHANLINGの30年以上の歴史を誇る、高精度なチューニング技術により「コンサートシーンを彷彿とさせるピュアサウンドクオリティと、ハイエンドを継承するチューニングを実現している」という。

従来機から、より高品質な小規模設計を実現するべく、新開発のオペアンプ回路を搭載した。低ノイズ、ハイスピードレスポンスに定評のあるSG Micro製「SGM8262-2」をデュアルで採用し、フィルタリングコンデンサにはELNA製アルミ電解コンデンサ「Silmic II」を採用している。

USBチップはXMOS製「XU208」で高い演算処理性能、低消費電力、低レイテンシーを達成した、USBアシンクロナスオーディオデコーディングを実現した。

ローカル再生時は最大192kHzまでのPCMとDSD 64のハードウェアデコード、DSD 128のソフトウェアデコードに対応。USB DAC時は最大384kHzまでのPCM、DSD 256のハードウェアデコードができる。

出力は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを備え、ゲインはHigh/Lowの2段階。最大出力は3.5mmシングルエンド/Highゲインで180mW@32Ω、4.4mmバランス/Highゲインで680mW@32Ω。

再生周波数帯域は20Hz〜40kHz、SN比は3.5mmシングルエンド接続時で123dB@32オーム、4.4mmバランス接続時で125dB@32Ω。

USB Type-Cポートを合計2基備え、1基は電源専用。充電ポートとUSBデジタル伝送ポートを分離することで、電源に由来する悪影響や干渉を低減している。UAC1.0モードを搭載しており、家庭用ゲーム機などとも接続できる。

内蔵バッテリーは2,100mAhで、連続再生時間は3.5mmシングルエンド使用時で12.5時間、4.4mmバランス使用時で10.5時間。

「H2」ブラック

Bluetooth 5.0に準拠し、受信コーデックとしてSBC、AAC、LDACをサポート。シーンや接続機器にあわせて、ワイヤレスで高品質な音楽体験を楽しめる。日本オーディオ協会の「ハイレゾオーディオ」認証を取得し、「ハイレゾワイヤレスオーディオ」にも対応。

0.99型のLCDディスプレイやインジケーターLEDを搭載。インジケーターLEDはサンプリング周波数ごとに発光色が変わり、ステータスを簡単に把握できる。USB Type-A to Type-C充電ケーブル、USB Type-C to Type-C OTGケーブルなどが付属する。

別売りの専用レザーケースは、コンパクトで片手での操作を完結することができる、H2のデザインを妨げず、ダイヤルにもスムーズにアクセスできるデザインを採用。衝撃・擦り傷から外装面を保護できる。カラーはブラウン。

専用レザーケースを装着したところ