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Shanling、AK4497EQ×2基のAndroidハイレゾプレーヤー上位機「M6 Pro」

Android搭載ハイレゾプレーヤー「M6 Pro」

MUSINは、ShanlingブランドのAndroid搭載ハイレゾプレーヤー「M6 Pro」を6月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は86,900円前後(税込)。一般販売に先駆け、15日からはフジヤエービック限定で先行販売を予定している。

2019年12月に発売した、Shanling初のAndroid搭載ハイレゾプレーヤー「M6」の上位モデル。M6では旭化成エレクトロニクス製DACチップ「AK4495SEQ」をデュアル構成だったが、M6 Proでは上位チップの「AK4497EQ」を採用。チップ変更と合わせ、アンプ回路も刷新している。

同社では、M6 Proについて「M6の次に求めたのは、“更なる高音質”とホームユースのヘッドフォンとの接続を想定した“強力な電圧出力”」と説明している。

CPUは、Octa-CoreプロセッサのQualcomm「Snapdragon430」。メモリは4GB、内蔵のストレージは32GB。microSDカード(最大2TB)も利用できる。

DACチップは旭化成エレクトロニクスのAK4497EQをデュアルで搭載。8個のパナソニック製220uFフィルムコンデンサや、超低ノイズLDOレギュレータを組み合わせることで、クリーンで力強い出力を可能としている。

刷新されたOPアンプとバッファによる新たな音響設計を採用したフルバランス・アンプ・サーキットもM6 Proの特徴。同社音響エンジニアが開発したという全周波数帯域で一貫した位相を持つローパスフィルタリングテクノロジーや、伝統的なOPアンプとバッファによる音響設計、新しく設計された4chフルバランス回路により、歪みの抑制や駆動力、コントロールを高レベルに保つという。

ヘッドフォンはバランス接続用の2.5mmと4.4mmの端子を装備。ステレオミニのシングルエンドも備える。

底面のインターフェイス

OSはAndoroid 7.1。独自のAGLO(Android Global Lossless Output)を採用することで、Android SRCの制限を受けずに、フルレートでのロスレス出力を実現。「最大768kHzまでのサンプリングレートを無損失で楽しむことが可能」としている。

PCMは768kHz/32bitまで、DSD 256までのネイティブ再生をサポート。再生対応フォーマットはDSF/DFF、DXD、APE、FLAC、WAV、AIFF/AIF、MP3、WMA、AAC、OGG、ALAC(Apple Lossless)など。

サンドブラスト・アンチグレア加工を施した「マットガラス背面パネル」

Bluetooth 4.2対応で、イヤフォンなどへの送信だけでなく、スマホや他のプレーヤーからの受信も可能。コーデックはLDAC/SBCの送受信や、HWA/aptX HD/aptXの送信に対応する。Wi-Fiは2.4GHz/5GHzのデュアルバンド。

シングルエンドのヘッドフォン出力は200mW(32Ω)、SN比は121dB。バランス出力は600mW(32Ω)、SN比123dB。ゲインは従来のHigh/Lowの2段階調整に加え、600mWのスーパー・ハイゲインも追加している。5種類のデジタルフィルターも利用できる。

湾曲デザインの4.7型IPS液晶を採用。タッチ操作が可能で、解像度は720×1,280ドット。4,000mAhのバッテリーを内蔵し、連続再生はシングルエンドで13時間、バランスで8時間。充電ポートはUSB-C。

外形寸法は133.5×71×17.5mm(縦×横×厚さ)、重量は244g。