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映画「オッペンハイマー」、IMAX/35mmフィルム/ドルシネ先行上映決定

(c) Universal Pictures. All Rights Reserved.

3月29日公開のクリストファー・ノーラン監督最新作「オッペンハイマー」。3月25日19時開催予定の特別先行上映“TOKYOプレミア”において、IMAX版、35mmフィルム版、ドルビーシネマ版の3バージョンを、新宿にある3つの劇場で同日同時刻上映することが明らかになった。3劇場の同時開催は史上初。先行上映のチケット販売は、3月19日0時から、各劇場ホームページで行なう予定。

IMAX版はTOHOシネマズ新宿、35mmフィルム版は109シネマズプレミアム新宿、そしてドルビーシネマ版は新宿バルト9で上映。既にIMAX版の上映が決定している本作だが、29日の公開初日からドルビーシネマ、そして35mmフィルムでの公開も行なわれる。

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TOKYOプレミアの情報と合わせ、IMAX、そしてフィルム撮影について語るクリストファー・ノーラン監督のコメントも到着した。

フィルム撮影について、ノーラン監督は「私たちは、オリジナル・ネガの粒状感や質感、アナログ的な色彩を35mmに凝縮した非常に効果的な35mm版を制作しました。それは、観客の皆さんに観ていただける素晴らしい上映フォーマットです」とコメント。

「35mmプリントを上映し、観客にアナログ体験を提供できる場所がまだ世界にあることに、私はとても興奮しています。なぜなら、映像の奥行きや色の表現が重要だからです。それは、観客がもっと没入感のある体験をすることを可能にし、映画の世界にもっと入り込むことができるのです」と、フィルム撮影の魅力を語った。

IMAX版については、2種類のアスペクト比を使用したと告白。

「『ダークナイト』以来、私はIMAX上映用に複数のアスペクト比を採用してきました。その理由は、ネイティブのIMAXフォーマットは背が高いからです。そのため、IMAXフォーマットを見せたい、観客をアクションに没入させたい重要なシーンでは、巨大なIMAXスクリーンを可能な限り高く広げるのです。そして、それ以外の素材は、2×2のアスペクト比で従来通りに撮影しています」。

「ストーリーの特にドラマチックな場面では、スクリーンを高く広げて、それ以外の場面ではスクリーンを狭めています。これは私がもう何年もやっていることで、私にとってクリエイティブなレバーを引くことができる面白い表現ツールなのです」と話している。