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「オッペンハイマー」がアカデミー賞作品賞・監督賞など最多7冠

クリストファー・ノーラン監督
(c) Universal Pictures. All Rights Reserved.

3月29日公開のクリストファー・ノーラン監督最新作「オッペンハイマー」が、第96回アカデミー賞において作品賞や監督賞など最多7部門を獲得した。受賞したのは作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞、編集賞、作曲賞。

クリストファー・ノーラン監督は、自身初となる作品賞(エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェンと共に受賞)、および監督賞を受賞。オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーが初の主演男優賞、ルイス・ストローズ役で円熟の演技を披露したロバート・ダウニー・Jr.も初となる助演男優賞に輝いた。

また、撮影賞をホイテ・ヴァン・ホイテマ、作曲賞をルドウィグ・ゴランソン、編集賞をジェニファー・レイムが受賞。今回のアカデミー賞最多7部門受賞を加え、映画賞で300以上の受賞、約400ノミネート(3月11日現在)を果たしている。

オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィー
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ルイス・ストローズを演じたロバート・ダウニー・Jr.
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「オッペンハイマー」は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話にもとづいて描いた作品。2023年7月の全米公開を皮切りに、世界興収10億ドルに迫る世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画としては歴代1位となっている。

クリストファー・ノーランが監督、脚本を務め、主演のキリアン・マーフィーほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらが出演。

ノーランは、IMAX 65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を実践。また、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAXモノクロ・アナログ撮影を実現。IMAX撮影による、天才科学者の頭脳と心を五感で感じさせる極限の没入体験を味わえる作品となっている。

3月29日から全国ロードショーされるほか、IMAX劇場全国50スクリーン、Dolby Cinema全国10スクリーン、35mmフィルム版109シネマズプレミアム新宿でも同時公開される。

また、25日午後7時からは特別先行上映“TOKYOプレミア”を実施。IMAX版、35mmフィルム版、ドルビーシネマ版の3バージョンを、新宿にある3つの劇場で同日同時刻上映するイベントが行なわれる。

3/29(金)全国公開『オッペンハイマー』特別映像