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パナソニック、スマホやテレビとBluetooth「LE Audio」でつながる補聴器

パナソニック補聴器は、オーダーメイド耳あな型補聴器「C5シリーズ」4機種を4月15日に発売する。価格は片耳が340,000円~、両耳が522,000円~。

パナソニック補聴器とリオンの共同開発による、パナソニック製の第1号製品で、パナソニック補聴器として初の充電式オーダーメイド耳あな型補聴器になる。

ひとりひとりに合わせて作るオーダーメイドでフィット感を高めるほか、Bluetoothの最新規格「LE Audio」をサポートするのが特徴。LE Audioは、補聴器での利用もサポートされ、スマホなどと直接つながる。また今後、劇場やスタジアム、空港どの公共施設がLE Audioに対応した場合、ワイヤレスでつながり、よりクリアな音声が期待できるという。LE Audioにはほかにも、低遅延、高音質、左右独立型を標準でサポートするといった進化が盛り込まれている。

共同開発においては、リオンのオーダーメイド補聴器設計のノウハウと、パナソニック補聴器の充電制御やワイヤレス通信に関するノウハウを融合。両社の強みを相互に活かし、オーダーメイド耳あな型補聴器でありながら、ワイヤレス接続を実現しBluetoothのLE Audio(Low Energy Audio)にも対応したプラットフォームを共同で開発した。

この共通プラットフォームに、パナソニックの音響機器で培った独自のボイスフォーカスや高周波数帯域までの補聴信号処理を搭載し、騒音下での言葉の聞き心地や、より繊細な音の表現力など、聞きやすさを追求したとしている。

充電式により、小さなボタン電池を扱う手間を省いたほか、一般的なワイヤレスイヤフォンのように、充電式ケースにしまうだけで充電が可能。約3時間で満充電にでき、稼働時間は約28時間、「LE Audio」のテレビ視聴時は約10時間。電池残量は装着時の音声案内のほかスマホアプリでも確認可能。