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NHK「100カメ」東京メトロに密着。朝のラッシュの遅れを取り戻す“秘策”とは?
2024年7月16日 11:58
NHKは、総合テレビにて「100カメ 東京メトロ巨大地下鉄ネットワークを観察!」を放送する。放送日時は7月22日19時57分から。
100カメは、気になる場所に100台の固定カメラを設置して人々の生態を観察するドキュメンタリー。今回の舞台は、1日651万人が利用する東京メトロ。すべての路線の運行を一括管理する総合指令所は、セキュリティ上の理由で場所は非公開。番組スタッフも出入り厳禁のため、メトロ社員にカメラ設置をすべて依頼することで取材が実現した。
現在の総合指令所へのメディア取材は今回が初。列車運行の司令塔「運輸指令」たちが、ダイヤの乱れや急なトラブルに対応すべく、運転士や駅員に的確な指示を出す現場に密着する。朝のラッシュの遅れを取り戻す秘策も登場するという。
カメラを設置したのは、私鉄など8路線が乗り入れる複雑な路線、有楽町線・副都心線の関連部署。3月4日と5日、総合指令所に加え、駅や運転席なども撮影した。「滅・開・進路開通・促進!」発車前、運転士の安全確認は必見とのこと。
さらに、列車内で時折流れるアナウンス「運転間隔を調整します」の裏側では何が行われているのか? 運転士と運輸指令による知られざる連係プレーを観察する。
列車の進路を切り替える「信号扱い」では、分岐点34カ所と操作が最難関の小竹向原駅に密着。ラッシュ時には2時間で118本もの列車が発着し、慌ただしい中でも絶対間違えられない業務の裏側とは。
このほか、終電後、軌道モーターカーに乗り込み、線路の保守へ向かう「軌道チーム」、1日約3,000件にも及ぶ忘れ物や、意外に多い急病人への対応といった、乗客からのSOSの最前線に立つ駅員の姿など、普段中々見ることがない鉄道会社の裏側が見られる。