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PS5に3Dオーディオ個人最適化機能。今日配信の新ファームβ版で

(C)2024 Sony Interactive Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5向けの新システムソフトウェアのβ版を、日本を含む該当する国や地域の一部参加者向けに7月25日から配信開始した。今回のβ版では、ヘッドフォンやイヤフォンで個人用の3Dオーディオプロファイルの作成が可能となっている。

PS5では、ゲームの没入感を高める重要な技術として3Dオーディオが用いられているが、音の聞こえ方は人それぞれで、頭部や耳、耳の穴や大きさ、形が音の聞こえ方に影響する。

PS5で個人用3Dオーディオプロファイルを作成している様子

今回のβ版で導入された個人用3Dオーディオプロファイルでは、ひとりひとりに合わせたプロファイルをPS5で作成できるもの。ヘッドフォンやイヤフォンを使用した状態で、音の聞こえ方に関する質問にいくつか答えることで、ユーザーにとって最適化なオーディオプロファイルを作成できる。

PS5のTempest 3Dオーディオのテストと改良には、画像のような音響機器が使用されたという
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個人用3Dオーディオプロファイルを利用することで、例えばゲーム世界のキャラクターやオブジェクトの位置をより明確に感知できるようになり「これまで以上に没入感溢れる体験をお楽しみいただけると考えています」とのこと。

PS5本体で「設定」→「サウンド」→「3Dオーディオ(ヘッドホン)」を選択し、画面に表示されるステップに従えばオーディオプロファイルを作成可能。プロファイルはP5本体にユーザーごとに保存される。これまでどおり、プリセットから3Dオーディオ設定を選ぶこともできる。

PS5最新モデルでのみ利用できる「コントローラーのアダプティブ充電」
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そのほか、PS5のリモートプレイ接続の可否をユーザーごとに設定し、リモートプレイ経由で自身のPS5に接続できるユーザーを選択できるようになったほか、小型化されたPS5新モデルでは「コントローラーのアダプティブ充電」が利用可能になる。アダプティブ充電は、コントローラーのバッテリー残量に応じて、PS6本体のレストモード中の電源供給時間を調整して、節電をサポートするもの。

これらの機能は、今後数カ月以内に全世界のユーザー向けにリリースされる予定。ただし、ベータの段階で利用できる機能は、正式リリース版のシステムソフトウェアに実装されない可能性や、大幅に変更する場合がある。