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THIEAUDIO、6ドライバーの本格スタジオモニター「Oracle MKIII」

Oracle MKIII

ナイコムは、THIEAUDIOブランドのイヤフォン「Oracle MKIII」を発売した。価格は99,000円。

10mm径ダイナミックドライバー×2基、バランスドアーマチュア(BA)ドライバー×2基、静電ドライバー(EST)×2基からなるハイブリッド構成のイヤフォン。OracleシリーズのDNAを引き継いだ、本格的なスタジオモニターとしてのチューニング・プロファイルを備えている。

低音はサブベース・シェルフに限定され、ドラマーやベース・ギタリストに十分な量感を提供。ニュートラルなミッドレンジと包括的な4ウェイクロスオーバーシステムにより、「楽器やボーカルは完璧なポジションとレイヤーが得られる」という。

前モデル「Oracle MKII」へのフィードバックで、主な批評の1つであったという高音域は、より滑らかなサウンドに改良。Oracle MKIIIでは2基のSonion製ESTツイーターをフルに活用し、微細なディテールと高音域の伸びを余すところなく再現したとしている。

等圧設計で配置された2つの複合振動板ドライバーで構成された独自のサブウーファーソリューション「IMPACT2」(インパクト・スクエアード)を搭載。従来1基のみのダイナミックドライバーにもう1基追加し、低音のパワーと質感が大幅に強化。独自のアイソバリック・チャンバー設計により、周波数と音圧を一定に保持することで、音色の再現性を犠牲にすることなく、より質の高い低音を楽しめるとのこと。

イヤフォン側端子は0.78mm2ピン。付属ケーブルは、22AWG 6N OCC(単結晶銅)銀メッキグラフェンケーブルで、プラグ部は4.4mm、3.5mm、2.5mmを交換できる。

周波数特性は20Hz〜44kHz。感度は99dB@1kHz。インピーダンスは25Ω。重量は約40g(ケーブル含む)。シリコンイヤーピース(S/M/L)、フォームイヤーピース(S/M/L)、キャリーケースなどが付属する。