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B&Wのワイヤレス製品集結。ヘッドフォンに新色追加、新TWS「Pi8」「Pi6」発売
2024年9月18日 18:04
ディーアンドエムホールディングスは18日、発売を開始したBowers & Wilkinsのプレミアム完全ワイヤレスイヤフォン「Pi8」と「Pi6」などを含め、B&Wのワイヤレス製品をメディア向けに紹介するローンチイベント「Hear Ture by Bowers & Wilkins」を南青山のヴァルカナイズ・ロンドン@ザ・プレイハウスで開催。その中で、ヘッドフォンのPx7 S2eとPx8の新色を発表。
さらに、会場内でワイヤレススピーカー、Zeppelinの新モデルと思われる未発表製品も参考出品した。
ヘッドフォンのPx7 S2とPx8に新色登場
Px7 S2eとPx8は、エレガントなデザインや豊富なカラーバリエーションが話題となっており、特にPx7 S2eでは、高級ヘッドフォンにおいて珍しいグリーン系の「フォレスト・グリーン」をラインナップしており、このカラーの売れ行きも好調だという。
発表された新色は、Px7 S2eがルビー・レッドで9月27日発売。既存のアンスラサイト・ブラック、クラウド・グレー、オーシャン・ブルー、フォレスト・グリーンと合わせ、合計5色展開となる。価格はオープンプライス。
Px8の新色はダーク・フォレストで9月20日発売。既存のブラック、タン、ロイヤル・バーガンディと合わせ、こちらは4色展開となる。価格はオープンプライス。
既発売のカラーと同様に、Px7 S2eは軽やかなファブリック仕上げ、Px8は柔らかく肌に馴染むナッパレザー仕上げを採用している。
プレミアム完全ワイヤレス「Pi8」と「Pi6」も登場
会場には、発売されたばかりのプレミアム完全ワイヤレスイヤフォンの新モデル「Pi8」と「Pi6」も展示。どちらもaptX Adaptive(96kHz/24bit)に対応するほか、最上位のPi8はaptX Losslessにも対応し、Bluetoothトランスミッター機能付き充電ケースを同梱。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はPi8が72,600円前後、Pi6が45,100円前後。
カラーバリエーションは、Pi8がアンスラサイトブラック、ダブホワイト、ミッドナイトブルー、ジェイドグリーンで、ジェイドグリーンのみ12月下旬発売予定。Pi6がストーム・グレー、クラウド・グレー、グレイシャー・ブルー、フォレストグリーンで、フォレストグリーンのみ12月下旬発売となる。
より多くのユーザーの耳にフィットさせるためイヤフォン形状を刷新。Pi8のドライバーは、新開発の12mmダイナミックで、振動板に、ヘッドフォンのフラッグシップであるPx8に採用している、B&W独自のカーボンコーン技術を投入し、剛性を高めた。
さらに、BluetoothのチップセットにDSPやアンプなども内蔵しているが、それらはあえて使わず、ディスクリート構成のAnalog Devices製DSP、DAC、アンプを搭載。サウンドの解像度や精度を追求している。
Pi6は、ヘッドフォン・Px7 S2eの技術を ベースにした、新しい12mm径のバイオセルロースドライブユニットを搭載。 Pi8と並行して開発され、より手の届きやすい価格を実現しながら、 数多ある競合製品以上に優れた音響性能、快適性、機能性を提供することを目標に設計された。
Zeppelinの新製品も参考展示
会場には、既発売のワイヤレススピーカーZeppelinや、Zeppelin McLaren Edition、ブックシェルフタイプのFormation Duoなども展示。
さらに、Zeppelin Pro Editionという未発表モデルも参考展示。詳細は不明だが、カラーが既存モデルと異なるだけでなく、内部も進化しているようだ。
イベントでは、B&Wとデビッド・ベッカムがパートナーシップを締結している事や、B&Wのブランドストーリーも紹介。
第二次大戦後、小さなラジオ店をはじめたジョン・バウワース氏は、既存製品の音質に満足できず、それに手を加えて、一部の愛好家に販売するビジネスを開始。そのサウンドが話題となり、スピーカーの分析や設計にのめり込むようになり、1966年にB&Wを創業。
「理想のスピーカーは、最も多くのものを与えるものではなく、失うものが最も少ないもの」という理念を胸に、完璧を求める執着心と、最高のもの以外は認めないという姿勢を貫いて様々なスピーカーを開発。伝説的なスピーカーのオリジナルノーチラスや、アビー・ロード・スタジオで採用され続けている801シリーズなどを生み出してきた。
そして、こうしたスピーカーを手掛けているチームが、イヤフォンやヘッドフォンなどのサウンドも監修。ハイエンドスピーカーを楽しむには、音が出せる部屋やアンプなど様々な要素が必要となるが、イヤフォンやヘッドフォンはスマートフォンやタブレットがあれば、手軽に楽しめる。それでいて、B&WのDNAを持っている、没入感のあるサウンドを実現している事がアピールされた。