Nothing、初の“ながら聴き”完全ワイヤレス。24800円

オープンイヤー型完全ワイヤレス「Ear (open)」

Nothingは、ブランド初となるオープンイヤー型完全ワイヤレス「Ear (open)」を10月1日より発売する。予約注文は9月27日午前10時から、公式サイトで受け付ける。価格は24,800円。

耳をふさがずに音楽が楽しめる、同社初の“ながら聴き”イヤフォン。Nothingの代名詞でもある透明デザインを踏襲しながら、装着時の安定性や充電、音質、持ち運びやすい厚さ19mmの専用ケースなど、独自のテイストを盛り込んだ。

耳の前部、耳の付け根の上部、耳の後部という3点でイヤフォン本体を安定させる3点バランスシステムを採用。耳に最も快適な位置にスピーカーが配置されるよう、50度に傾斜させたデザインを採っている。

イヤーフックはシリコン製(内部にはニッケルチタン製ワイヤー)で、どのような耳の形にもフィットする快適な装着性を実現。片側の重量8.1gで、ランニングやサイクリングなどの運動中でも、安定した装着性を確保した。

Ear (open)向けに、チタンコーティングカスタム振動板(特許出願中)と階段状の超軽量ドライバーを新たに開発。チタンコーティングとカスタム形状によって、歪みの低減と低音の強化、鮮明な高音を両立させた。また新設計のドライバーは、一般的なイヤフォンと比べて約30%軽く、中音・高音域の音質向上に寄与。より明瞭で鮮やかな音を可能にしているという。

オープン型で不足しがちな低音域対策として、低音域の音楽信号をリアルタイムで検知して音質を調整する自動アルゴリズムを搭載。より深みのある低音を目指した。

Bluetooth 5.3に準拠。コーデックはAAC/SBCで、プロファイルはRFCOMM/SPP/HFP/A2DP/AVDTP/AVCTP/AVRCPをサポートする。

ノイズやエコーを減らし、明瞭で鮮明な通話を実現する「クリアボイステクノロジー」を搭載。2,800万通りの騒音環境をシミュレーションしたAI技術と、L字型のピックアップチャネルによりノイズを効果的に抑えた通話が可能。

ほかにも、デバイス間のシームレスな切り替えが可能になるデュアル接続や、120ms未満に遅延を抑制するゲーム用の低遅延モードも用意。ボイスコントロールからChatGPTにアクセスできるスマート機能もNothing Xアプリから設定できる。

再生時間はイヤフォン本体が8時間で、ケース併用で30時間を実現。10分間の充電で、2時間の音楽再生が可能な急速充電にも対応する。なお、防水防塵性能は、イヤフォン・ケースでIP54。

外形寸法/重量は、イヤフォンが51.3×14.4x41.4mm(幅×奥行き×高さ)/8.1g、専用ケースが125.9×19x44mm(同)/62.4g。