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カナルワークス、ライブの迫力を再現する重低音IEM
2024年10月4日 14:00
カナルワークスは、ライブの迫力を再現する重低音イヤフォン3機種を11月2日より発売する。価格は各オープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は、カスタムIEM「CW-L15LV」が126,500円前後、セミカスタムIEM「CW-S15LV」が94,600円前後、ユニバーサルモデル「CW-U15LV」が89,100円前後。
ライブ会場などで使用されるサブウーファの迫力を再現することを目指して開発されたIEMで、低域に2基、高域に1基のバランスドアーマチュア(BA)ドライバーを搭載した2ウェイ・3ドライバ構成。
独自の高次音響フィルタを新たに設計し、音響的に最適化されたフィルタ構造が低域の力強さを際立たせるという。低域用ドライバーに装備されたこのフィルタは、イヤフォン内に音導管とチャンバーを組み合わせた構造で、車のマフラーが排気音を調整するのと同様に、特定の音域(低域)だけを強調して取り出す。その結果、深みのある重低音を再現しつつ、高域のドライバーが他の音域とのバランスを保ちながらクリアな音質を提供するという。
カスタムIEMとセミカスタムIEMは、カラーリングやフィニッシュのカスタマイズが行なえる。セミカスタムIEMのシェルの構造はユニバーサルモデルと同一となっている。本体の色は26色から選択可能で、新カラーのターコイズが追加されている。ウッドプレート、カスタムエンブレムなどのオプションも利用できる。
ユニバーサルモデルのシェルもカスタムIEMと同じようにハンドメイドで製作。シェルの形状も、「今まで数多くの耳型と向き合ってきた経験と資産を活かし、より多くの方にフィットする形状を実現した」とのこと。ノズルは国内生産によるアルミの削り出し品を採用している。
イヤフォン側端子は共通で2ピン。ケーブルは、カスタムIEMとセミカスタムIEMは共通で、コネクタ部分にメモリーワイヤーを内蔵し、耳へのフィット感を向上。バランス接続の2.5mm4極または4.4mm5極のバランス接続対応プラグに交換するオプションも用意している。
ユニバーサル用には、耳掛け部分のメモリーワイヤーの代わりに耳当たりの優しいカール処理を施した新ケーブルを採用。皮脂などによる変色にも強いという。
共通でインピーダンスは14Ω、感度は114dB。セミハードケースと、セミカスタムIEM、ユニバーサルモデルにはイヤーピース(S/M/L)が付属する。
Webページリニューアル&価格改定
カナルワークスのWebページがリニューアル。カスタマイズシミュレーションページが刷新されたほか、ほかのユーザーが依頼したイヤフォンの製作例を色別、フィニッシュ別で閲覧できる製作例ギャラリーを新たに用意。「製作例にインスパイアされて、お客様独自の新たなカスタマイズモデルをお作りいただけると思います」としている。
また、11月1日より価格改定を実施。イヤフォン本体価格が約4〜7%値上げになるという。アクセサリー類、カスタマイズオプションは値上げの対象外。
以下のモデルについては販売が終了になる。
- CW-L78PSTS
- CW-L91
- CW-L91PSTS
- CW-U15POP-SP1
- CW-U15POP-SP2
- CWU15POP-SP3
- CW-U15POP-SP4
- CW-U15POP-SP5
- CW-U91
- ワイヤレスケーブル(HCM100BTCW2) ※在庫がなくなり次第終了
【販売終了モデル】