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ASUSが480Hz対応ゲーミングモニター披露。プロ用5Kモニターも
2024年10月8日 19:00
ASUS JAPANは、2024年秋冬新商品を含むディスプレイ関連製品の内覧会を開催。ゲーミングブランド「ROG(Republic Of Gamers)」の最新有機ELモニターや、プロフェッショナル向けの「ProArt」シリーズの新型5Kモニターなどを披露した。
本稿では、会場内で展示されていた注目モデルを抜粋して紹介する。なお、世界初の折りたたみ式17型有機ELモニターは別記事を参照のこと。
31.5型「ROG Swift OLED PG32UCDP」、26.5型「ROG Swift OLED PG27AQDP」は、どちらも最大480Hzの高リフレッシュレートに対応したゲーミング向け有機ELモニター。価格は、4K解像度のPG32UCDPが213,120円前後、QHD解像度のPG27AQDPが157,320円前後。11月の発売を予定している。
どちらもパネルは、LGディスプレイ製の白色有機ELを採用。表面は低反射加工を施しており、0.03msの低遅延性能とDCI-P3カバー率99%を実現。輝度は最大450cd/m2、コントラスト比は150万:1。
大型のPG32UCDPには、“4K表示”と“フルHD表示”をメニューで切り替えることができる「デュアルモード」を搭載しているのがポイント。リフレッシュレートよりも高解像なゲームを楽しむ場合は4K表示(最大240Hz)、より速く反応することでゲームの勝敗が決まるようなゲームをプレイする場合はフルHD表示(最大480Hz)、と用途に合わせて使い分けることができる。
デュアルモードを搭載しつつ、より求めやすい価格帯に落としたゲーミングモニターが、27型「ROG Strix XG27UCG」。価格は81,720円前後で、11月発売予定。
4K表示の場合は最大160Hz、フルHD表示の場合は最大320Hzを実現。パネルは有機ELではなく、液晶を採用。通常の液晶よりも応答性能に優れるFast IPSのため、1ms(GTG)の応答速度を実現している(通常のIPSであれば、3ms程度とのこと)。
「もっと手ごろな有機ELモニターが欲しい」というユーザーからの声を受け、10月11日より市場に投入するのが26.5型「ROG Strix OLED XG27AQDMG」。価格は109,620円前後。
解像度はQHD(2,560×1,440)ながら、リフレッシュレートは240Hz対応を実現。0.03msの低遅延と、DCI-P3カバー率99%という広色域性能も確保している。輝度は最大275cd/m2、コントラスト比は150万:1。
ほかのROG製有機ELモニターと違うのが、パネルの表面処理。XG27AQDMは光沢処理(ASUSはグロッシーと表現)となっており、映り込みが目立ちやすい仕様になっている。
会場には、近日発表の5Kモニター「ProArt Display 5K PA27JCV」が参考展示されていた。発売日・価格は未定。「おおよそ10万円台前半くらい」を想定しているという。
LEDバックライトを使用したIPS液晶パネルを採用。解像度は5K/5,120×2,880。「例えば、4Kモニターで4K映像を編集しようとすると、編集ウィンドウなどにスペースを取られてしまって、映像をリサイズして表示しなければならない。5Kモニターは作業スペースが広いため、4K映像をそのまま表示しながら編集しやすくなる」のがメリットだという。
HDR時の輝度は最大500cd/m2で、sRGB 100%、Adobe RGB 95%、DCI-P3 99%の広色域性能も備える。USB-Cの電力供給は96Wとなっており、アップル製品との親和性も考慮した。