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オーテク、「黒柿」ヘッドフォン再販売。「秋のヘッドフォン祭」で試聴も

「ATH-AWKG」

オーディオテクニカは、2023年12月に先行発売した希少木材「黒柿」を使ったヘッドフォン「ATH-AWKG」の再販売を決定した。11月8日10時販売開始予定で、製品は12月上旬に配送予定。価格はオープンプライスで、先行発売時の直販価格は605,000円。

黒柿は樹種ではなく、柿の木の中で内部に黒い紋様が現れたものを指す。100年以上経った古木でしか見つかっていないほか、乾燥作業が難しく、専門知識と長年培ってきた高い技術が必要なため、生産量が極めて少ないという。ATH-AWKGでは、そんな黒柿をハウジングに採用。専門の職人による手作業で漆仕上げにしている。

同モデルとは当初受注生産での販売を予定していたが、安定的な部材確保が難しく、購入者へのお届け時期も案内できない可能性があるため、受注生産ではなく、数量限定生産として再販売することを決めたという。なお、以降の販売については、製品の継続も含めて未定。

53mm径のダイナミックドライバーを搭載した密閉型ヘッドフォンで、再生周波数帯域は5Hz~45kHz、出力音圧レベルは102dB/mW、最大入力は2,000mW、インピーダンスは48Ω。

販売開始に先駆け、11月2日に行なわれる「秋のヘッドフォン祭 2024」のオーディオテクニカブース(6F・部屋番号605A)で、ATH-AWKGの展示・試聴コーナーを用意する。「『ATH-AWKG』の実力をご体験いただける良い機会となりますので、ぜひ会場まで足をお運びください」としている。