「銀河鉄道999」劇場版3作が'09年9月9日にBlu-ray化
-復刻版ドラマCD付属のBD-BOXも用意
アニメ「銀河鉄道999」の劇場版3作品がBlu-ray Discビデオ化される。発売日は999にちなみ、2009年9月9日。各5,250円で単品発売されるほか、3作をまとめた初回生産限定のBD-BOX「銀河鉄道999 劇場版Blu-ray Disc Box」も21,000円で発売される。発売元は東映アニメーションと東映ビデオ。販売元は東映。
5,250円の単品3作品を購入すると15,750円となり、21,000円のBD-BOXとの間に5,250円の価格差があるが、BD-BOXには後述する復刻版CDなどを封入特典として同梱している。
タイトル | 仕様 | 音声 | 品番 | 価格 |
銀河鉄道999 劇場版Blu-ray Disc Box | 銀河鉄道999 | BSTD-02996 | 21,000円 | |
さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- | ||||
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー | ||||
銀河鉄道999 | 128分 片面2層 1080p 16:9 | (1)日本語 (リニアPCMモノラル) (2)日本語 (ドルビーTrueHD 5.1ch) | BSTD-02050 | 5,250円 |
さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- | 130分 片面2層 1080p 16:9 | (1)日本語 (リニアPCMモノラル) (2)日本語 (ドルビーTrueHD 5.1ch) | BSTD-02051 | 5,250円 |
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー | 55分 片面1層 1080p 16:9 | (1)日本語 (ドルビーTrueHDステレオ) | BSTD-02052 | 5,250円 |
BDビデオ化されるのは'79年公開の「銀河鉄道999」、'81年公開「さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-」、'98年公開「銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー」の3作品。
BDビデオ化にあたっては、いずれも作品もニュープリント・コンポーネントマスターを使用。「銀河鉄道999」、「さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-」については、モノラル音声をリニアPCMで収録するほか、現存する音源をもとに、一部疑似5.1ch化したサラウンド音声もドルビーTrueHD 5.1chで収録。「エターナル・ファンタジー」はドルビーTrueHDステレオとなっている。
BD-BOXには本編のディスク3枚に加え、封入特典として2枚のCDを同梱。公開当時にリリースされたアナログ盤の「銀河鉄道999【ドラマ編】」と、「さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-【ドラマ編】」を、デジタルリマスタリングしてCD化したもので、紙ジャケット仕様。豪華解説書も復刻されている。
銀河鉄道999【ドラマ編】 | さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-【ドラマ編】 |
(C)松本零士・東映アニメーション |
舞台は身体を機械に変えることで人間が永遠の命を手にした未来。機械の身体を買うことができない鉄郎は、機械の身体を無料でくれる星へ向かう銀河鉄道999に憧れていた。やがて母を機械伯爵に奪われた鉄郎は、謎の美女メーテルから999号のパスをもらい、ともに地球を旅立つ。旅の中のアンタレスや女海賊エメラルダス、キャプテン・ハーロックとその親友大山トチローとの出会いによって、たくましく成長する鉄郎。しかし、999の最終駅では思いがけない結末が待ち受けていた……。
さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- | 銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー |
(C)松本零士・東映アニメーション | (C)松本零士・東映アニメーション (C)東映・東映アニメーション |
'77年の「少年キング」で連載が開始された「銀河鉄道999」は、'78年にフジテレビ系にてテレビアニメ放送を開始。最高視聴率22.8%を記録する大ヒットとなり、'79年8月に第1作の劇場公開を迎えた。
映画化にあたっては、りんたろう(監督)、小松原一男(作画監督)、椋尾篁・窪田忠雄(美術)、金田伊功・友永和秀(作画)など、一流スタッフが集結。キャプテン・ハーロック、トチロー、エメラルダスなど松本零士キャラクター夢の競演とともに、漫画やテレビが未完結の時点で結末を最初に披露されたことも話題に。ゴダイゴによる主題歌も人気を集めた。
'81年には漫画連載とテレビアニメが終了。劇場版第2作「アンドロメダ終着駅」公開で一区切りを迎えるものの、'96年からは小学館「ビッグゴールド」誌上で続編の連載がスタート。'98年には第3作「エターナル・ファンタジー」も公開された。
なお、BD化を記念し、第1作のHDリマスター版の上映イベントが8月に開催決定。公開から30年目となる8月4日には、原作者・松本零士らを招いての舞台挨拶も実施するという。
(2009年 4月 28日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]