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SeeAudio、日本向けにチューニングした最上位「HAKUYA JP」、ヴォーカルにこだわる「Strawberryπ」

HAKUYA JP

リアルアシストは、SeeAudioのフラッグシップイヤフォン「HAKUYA JP」と、ヴォーカルの表現に徹底的にこだわったハイエンド機「Strawberryπ」を発売した。どちらも受注生産で、HAKUYA JPは465,000円、Strawberryπは223,800円。

HAKUYA JP

HAKUYA JPは、昨年発売された“HAKUYA(TRUE SOUND Version)”の日本向けモデルとして開発されたもので、専用チューニングおよびデザインを日本向け専用としている。

Hakuyaシリーズは、バランスドアーマチュア(BA)ドライバーとESTドライバーの組み合わせで好評だった「Kaguya」の発展型として開発された。HAKUYA JPは、トータル5年にわたる、この構成の集大成とされ、See Audioエンジニアの緻密なチューニングにより、究極の音質の繊細さと表現力を実現したという。

NEKO同様、CIEMでしか使われていなかった真珠母貝のパネルを使用。真珠母貝のパネルは30以上の工程を経て製造され、さらに中央には0.2mmまで磨き上げられた24K金がオーロラの輝きを放つという。

シェルの内部には、10BA + 4ESTを搭載しながら、コンパクトな筐体を実現。SeeAudioのカスタム制作で培った技術が生かされている。

Hakuyaをベースに、より精密な調整が行なわれ、「JPopとCity Popとの相性が非常に高い。JPopの温かく繊細なボーカルから、City Popのリズム感あふれるメロディまで、Hakuya JPは音楽の核心にあなたを誘い、各リスニング体験で音楽の魂と感情を感じさせてくれる」とのこと。

感度は105dB、インピーダンスは11Ω。Vortex製ハイグレードケーブルが付属。カスタム単結晶銅+純銀+単結晶銅金メッキコアを使っている。入力端子は4.4mm、イヤフォン側の端子は0.78mmの2ピン。

Vortex製ハイグレードケーブル

Strawberryπ

Strawberryπ

Strawberryπは6BA構成。数え切れないほどの調整とテストを経て、最終的にこれらのユニットが理想とするサウンドを完璧に実現できるとして、採用を決定したという。

それぞれの音域(低音域、中音域、高音域)には精密なクロスオーバー設計が施され、各帯域間のバランスとスムーズな繋がりを確保。特にボーカルの表現においては、ユニットの合理的な配置と調整によって、See Audioが目指す音の質感を実現したという。

'80年代から'90年代に生まれたSeeAudioのチームは、JPopやCity Popに対して特別な愛情を抱いているという。Strawberryπの開発では、人の声と伴奏の間での完璧なバランスにこだわった結果、「カーブバランス」理念を大胆に放棄。新しい調整理念を通じて、すべての音の要素が自然に調和することを目指したという。

各周波数帯域の音色、質感、エネルギーを丁寧に調整。すべての音符が最適な位置で「咲き誇る」ようにしたという。その結果、「どのような状況下でも、特に人の声が際立つ場面でも、非常に低い総高調波歪み(THD)を保つことができた。滑らかなインピーダンス曲線は、音の安定性を高め、どんなデバイスでも優れたパフォーマンスを発揮する」という。

感度は110dB、インピーダンスは20Ω。専用ケーブルをLynxと共同開発し、入力端子は4.4mm、イヤフォン側の端子は0.78mmの2ピンを採用している。

専用ケーブルをLynxと共同開発