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Volumio、タッチパネル搭載ストリーマー「Motive」が12月発売へ
2024年12月19日 18:30
トップウイングサイバーサウンドグループは、Volumioブランドのネットワークストリーマー「Motivo」を12月25日に発売する。価格は286,000円。
今年5月に2024年内の発売を発表していた、Volumioのフラッグシップモデル。高品位なネットワーク再生のほか、PCM 768kHz・DSD 256対応、I2S/USBデジタル出力、ヘッドフォンアンプも内蔵した多機能性能が特徴。また8インチのタッチパネルディスプレイにより、単体操作も行なえる。
DACチップには「ESS Sabre 9038Q2M」を採用。出力は、RCAシングルエンドとXLRバランス(メス端子、変換アダプタ付属)を用意し、高品位なサウンド出力ができる。
各種デジタル出力にも対応。S/PDIF同軸・光角出力には、Wolfson/Cirrus WM8804トランシーバーを採用。S/PDIF同軸出力には、日本のMurata製トランスを用いたガルバニックアイソレーションを施した。
また、I2S(HDMI)出力は、多様なI2Sフォーマットとピン配列に対応しており、ユーザーが使用しているDACに合わせてI2Sフォーマットを設定できるのもポイント。USB出力時は最大PCM 768kHz/DSD 512もサポートしている。
ヘッドフォンアンプ部には、Texas Instruments製TPA6120A2アンプを採用。DACチップからの内部伝送をバランス化することで、ノイズを最小限に抑制する。高インピーダンスおよび低インピーダンス用に専用出力を設けることで、幅広いヘッドフォン・イヤフォンでの優れた音質を目指した。
一般的なストリーマーは、内蔵SBCから直接デジタルオーディオデータを出力する仕組みだが、Motivoでは、Amanero Technologiesと共同開発したカスタム接続を採用。一度SBCからAmaneroのデジタルインターフェースボードへデータを入力した後に、各種オーディオ回路に出力。これによりデジタルオーディオデータをクリーンな状態にしているという。
電源回路にも独自の工夫を採り入れた。具体的には、外部ACアダプターから入力された電力から内部回路で使用する電力を生成するために2段のフィルター回路を搭載。入力された直後にフィルタリングを行ない、その後、各種オーディオ回路の直前で電力を生成した後にフィルタリングを実施。各種オーディオ回路が理想的な状態で動作するように配慮した。
ネットワーク再生は、DLNA/OpenHome、Roon Readyをサポートするほか、TIDAL(日本未サービス)、Qobuz、Spotify、Radio Paradiseなど、各種ストリーミングサービスに対応。AIによるプレイリスト作成機能「Supersearch」や、ノンストップで再生を続ける機能「インフィニティプレイ」も用意。USB-CDドライブを接続すれば、CD再生およびリッピングも行なえる。
内蔵メモリは2GB、ストレージは16GB。外形寸法は195×195×55mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.5kg。