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トップウイング、伊Volumio取扱開始。第1弾は音楽ストリーマー

「Rivo」

トップウイングサイバーサウンドグループは、オーディオ専用OSを開発・提供しているイタリア「Volumio」の製品取り扱いを開始。第一弾としてストリーマー「Rivo」を4月25日より販売する。価格は16.5万円。

イタリア語で“ストリーム/流す”を意味する「Rivo」は、後段にDACを組み合わせて使用するデジタルオーディオストリーマー。音楽コンテンツを直感的に管理できる独自インターフェース「Manifest」を備えた、Volumioの最新オペレーティングシステム(Volumio 3)を搭載する。

構造はシンプルで、不要なステージを持たず、デジタル信号を可能な限りクリーンに伝送する事に注力。方向性電磁鋼板を用いたトランスを複数使って設計したガルバニック・アイソレーション技術を採用し、デジタル出力からのノイズを低減したという。

各セクションごとに電源フィルターを搭載し、そのうちの1つは内部クロック専用の安定化電源として利用。この安定化電源は外部DACを接続できるUSBポートに用いられており、内蔵の24MHzの水晶発振器にて内部で安定したクロックを生成するために採用されたという。これにより、デジタル信号はクリーンな状態でDACに到達。「音楽が最高にクリアーでナチュラルなサウンドになる」とのこと。

ノイズ低減対策として、回路に電源を入れる前段階にフィルター・セクションを設置。特別に開発したセルを持つ一連のインダクターと電子キャパシターをベースにしており、「高いパフォーマンスで安定し、ノイズが低い」としている。

インターフェイスは、電源フィルターと専用クロックを備えたDAC専用USB出力、ガルバニック・アイソレーションと電源フィルターを備えたS/PDIF出力およびAES/EBU出力を用意。USB 3.0、USB 2.0は、それぞれ1系統。

Volumioの動作モニタリング用のHDMI映像出力(v2.1)を搭載しており、PCを介さず、再生中の楽曲や設定を確認することもできる。なお、同HDMI端子は、今後のファームウェアアップデートにより「HDMI ARC入力」に対応予定。HDMI ARC機能を持ったテレビと接続して利用できるように計画中という。

今後のファームウェアアップデートにより「HDMI ARC入力」に対応予定

ネットワークは有線LANのほか、Wi-Fi接続も可能。オーディオ入力として、Bluetooth 5.0レシーバ機能(SBC)も備えた。Roon Readyも対応する。

対応フォーマットは、DSD、WAV、FLAC、Alac、Aac、Vorbis、Cue、mp3など。USBオーディオ出力は、PCM 768kHz/32bit、DSD 256まで。Webラジオ用のTuneInチューナー、UPNP/DLNAやCIFS/SMB、NFSなどもサポートする。

Volumio OSの定額プラン「Volumioプレミアム」がもつすべての機能を使用可能。音楽とアーティストのクレジット検索やCD再生・リッピング(別途CDドライブが必要)、マルチルーム・シンクロ再生、自動バックアップとシンクロなどが、楽しめるという。

外形寸法は270×150×50mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.14kg。