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LG、輝度3倍になった2025年向け有機ELテレビ「G5」。4K165Hzもサポート
2025年1月7日 11:37
韓国LG Electronicsは、従来比3倍の輝度性能と優れたパーソナライゼーション機能を備えた2025年モデルの有機ELテレビ「OLED evo G5」「OLED evo M5」シリーズを発表した。7日からのCES 2025にて展示する。
2025年型の「OLED evo」では、ディスプレイアルゴリズムと有機化合物積層構造を変更した新しい明るさ向上技術「Brightness Booster Ultimate」を搭載しているのが特徴。
これにより、G5/M5では従来モデル(B5シリーズ)と比較して、3倍の明るさを実現。「明るさが大幅に向上したため、さまざまな明るさレベルにわたって細かいディテールが鮮明になり、よりあざやかでリアルな視聴体験が得られる」という。
最新モデルは明るい環境・暗い環境においてもトップクラスの黒レベルを実現し、正確なカラーを描写。明るさと色温度の安定化を図っており、電源投入後、すぐに優れた画質を体験できるようにした。
Filmmaker Modeもアップデート。視聴環境の照明条件を検出し、映画製作者の本来の意図を維持するように画像を自動で調整する機能も加えた。
ゲーム機能では、業界初の4K165Hz VRR信号をサポート。NVIDIA G-SYNC、およびAMD FreeSync Premium認証もクリアしており、低遅延かつティアリングやスタッターのない滑らかなゲームプレイが楽しめる。VESAのClearMR 10000認定も初めて取得したテレビとする。
映像エンジンは「Alpha 11 AI プロセッサー Gen2」へと進化。ディープラーニングアルゴリズムは、低解像度および低品質の画像を細かく分析して改良し、ピクセルレベルの精度で高解像度に強化して、自然で鮮明なビジュアルを実現する。
さらに、ダイナミックトーンマッピングプロフェッショナルは、プロのクリエイター向けにHDR10コンテンツに対するエキスパートレベルの制御を提供。画像を正確にカスタマイズおよび微調整して、あらゆる視聴環境で正確な色とディテールを表現できるようにした。
またサウンド機能「AI Sound Pro」は、バーチャル11.1.2チャンネルのサラウンドで豊かで臨場感あふれるオーディオを提供。音色のバランスと明瞭度を調整して、臨場感あふれるカスタマイズされたリスニング体験を提供するという。
ユーザーのオーディオとビジュアルの好みを理解して適応するAI機能を搭載。16億を超える画像モードと4,000万通りのサウンドモードから、ユーザーに最適なモードを提案できる。
独自のテレビOSは「webOS25」へアップデート。AIボタンを搭載した新マジックリモコンで「AI Welcome」モードを起動すると、テレビがユーザーを名前で迎え、好みや視聴習慣に基づいたおススメのコンテンツなどを表示。また大規模言語モデル(LLM)を活用したAI Serch 6により、複雑な会話にも理解して答えられるという。