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フィルムカメラ「OLYMPUS OM-1」のデザイン継承したミラーレス「OM SYSTEM OM-3」
2025年2月6日 16:42
OMデジタルソリューションズは、往年のフィルム一眼レフ調デザインを採用したマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ「OM SYSTEM OM-3」を、3月1日に発売する。価格はオープンで、市場予想価格はボディ単体で26万4,000円前後。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」を同梱したレンズキットも29万7,000円前後で同日発売する。
往年のフィルム一眼レフカメラ「OLYMPUS OM-1」の設計思想を継承し、特徴的なペンタ部やカメラボディー両サイドのデルタカット、軍艦部のダイヤル形状などのデザインと優れた操作性、高い質感を備えたミラーレスカメラ。「感性を刺激し、アウトドアフィールドへ誘う道具としての魅力を高めた」という。
写真・動画の表現にこだわるユーザーニーズに応えるべく、フラッグシップモデル譲りの高性能が盛り込まれており、好みのフィルムを選ぶように撮影できる「カラー/モノクロプロファイルコントロール」や「アートフィルター」、「カラークリエーター」を選択できるクリエイティブダイヤル、「コンピュテーショナル フォトグラフィ」機能を呼びだすCP(コンピュテーショナル フォトグラフィ撮影)ボタン、静止画/動画/S&Qダイヤルなどを搭載。豊富な撮影機能を直感的に操作できる。
4/3型の裏面照射積層型Live MOSセンサーを採用し、有効画素数は約2,037万画素。装着可能なすべてのレンズの手ぶれを補正するボディ内5軸手ぶれ補正機構を搭載し、最大で中央6.5段、周辺5.5段の補正が可能。対応レンズと組み合わせるとさらに強力な中央7.5段、周辺6.5段の補正効果が得られるシンクロ手ぶれ補正にも対応した。
画像処理エンジンは「TruePic X」で、AI被写体認識AFを利用可能。人物、モータースポーツ、飛行機、鉄道、鳥、犬・猫に対応し、人の操作では追いきれないドライバーのヘルメット、鳥・動物の目を追い続けピントを合わせるほか、人物は動きや向き、装飾品の有無によらず、検出した被写体を追い続ける。
最大4K/59.94p、H.264、H.265での動画撮影が可能。映画のような味わいの映像を手軽に残せるという動画専用のピクチャーモードとして、山や森の自然風景の描写におすすめという「OM-Cinema1」、海や空、人物描写におすすめという「OM-Cinema2」を新搭載した。
カラーグレーディングにより自由度の高い映像表現ができるOM-Log、簡単にHDR動画が撮影できる動画ピクチャーモード「HLG」なども搭載。外部機器への動画RAWデータ出力も可能。
静止画/動画/S&Qダイヤルの切替とモードダイヤルを併用することで、静止画、動画のそれぞれの設定を素早く切り替えて撮影できる。S&Qモードでは、ハイパーラプス動画に適した1fps、3fpsでも撮影可能。
動画撮影時に発生する熱の影響を受けにくく、長時間でも安心して撮影できる。周辺の温度が25度の場合は熱による停止が起こらず、カードの容量不足、またはバッテリー切れになるまで撮影できるほか、周辺温度が40度の場合でも、約30分間は連続撮影できるという。
本体正面には録画ランプ(タリーランプ)を搭載。動画撮影中に赤く点灯するため、自撮りしているときや被写体の人物からも撮影状況が簡単に確認できる。音声は、対応の外部マイク接続時に96kHz/24bitでのハイレゾ録音ができる。
背面モニターは3型の2軸可動式液晶、約236万ドットの有機ELファインダーも備える。ボディはマグネシウム合金製で、IP53の防塵・防滴仕様。-10度の耐低温性能を誇るほか、ダストリダクションシステム、10万回の作動試験をクリアした高耐久シャッターユニットなどを搭載する。
バッテリーは「BLX-1」でPD規格対応モバイルバッテリーからの給電にも対応。記録メディアはSDカード、SDHCカード(UHS-I/II)、SDXCカード(UHS-I/II)に対応する。
ボディ単体の外形寸法は約139.3×45.8×88.9mm(幅×奥行き×高さ)、重さは本体のみで413g。
充電器セットや1万円分e-GIFTなどもらえる発売記念キャンペーン
発売を記念して、OM-3のボディまたはレンズキット、対象の交換レンズを購入して応募すると、充電器セット「SBCX-1」やブラックミストフィルター、豊富な交換先から好みの商品を選択できるデジタルギフトサービス「選べるe-GIFT」(10,000円分)がプレゼントされるキャンペーンも実施する。
対象商品の購入期間は2月6日から4月6日、応募期間は4月23日当日消印有効(Web登録は15時まで)。詳細は特設サイトまで。