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「ベスト・キッド」最新作、今夏公開。初代カラテ・キッドやジャッキー・チェン出演
2025年2月14日 11:42
「ベスト・キッド」シリーズの最新作となる映画「ベスト・キッド:レジェンズ(原題:Karate Kid: Legends)」が、2025年夏に日本公開される。公開に先駆けて、予告編と場面写真が公開された。
全世界で大ヒットを記録した「ベスト・キッド」シリーズ。1985年に日本公開されたオリジナルの「ベスト・キッド」は、いじめられっこの高校生ダニエル(ラルフ・マッチオ)が、空手の達人ミスター・ミヤギ(パット・モリタ)と出会い 独特な修行方法により心身共に成長、ラストの空手大会で因縁の相手に勝利する感動作。のちに続編も製作されるほどの人気シリーズとなった。
2010年にはジャッキー・チェンとウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスによるリメイク版が製作され、ジャッキーは空手ではなくカンフーの達人(ミスター・ハン)として、ジェイデン演じる少年ドレの師匠として登場し、こちらも全世界で大ヒットとなった。
また、1作目の34年後を描いた映画のスピンオフドラマ「コブラ会」(2018)もシーズン6まで製作、Netflixで配信されている。
最新作では、空手とカンフーに分かれていた“ベスト・キッドのユニバース”がひとつに繋がる。オリジナル版で主役の“カラテ・キッド”を演じたラルフ・マッチオがスクリーンに復活し、リメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンと初共演する。
最新作の主人公は17歳の高校生リー(ベン・ウォン)。北京でジャッキー演じるミスター・ハンからカンフーの指導を受けていたが、家族の不幸により 母親と共にニューヨークに移住することになる。リーは過去の出来事を忘れようと努力するが、なかなか周囲やクラスメイトと馴染めず、不当ないじめを受け、争いごとやトラブルに巻き込まれてしまう。
そんな時、心を許せる数少ない友人から助けを求められたリーは大切な友人のために戦うことを決意するが、自分のカンフーのスキルだけでは充分ではない――。
予告編では リーのカンフーの師匠であるハンが、空手の達人ダニエル(オリジナル版の主人公)を訪ねるシーンがある。ミスター・ミヤギの写真の前で、リーのために助けを求めるハン。そして、空手とカンフー、2人のレジェンドから2つの異なる格闘スタイルを学んだリーは 新たな極みに達した<真のファイター>として究極の格闘大会に挑む。
今作のベスト・キッド役は、世界中から応募が殺到したオーディションを勝ち抜いたベン・ウォン。ドラマ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ 僕らの西遊記」などで活躍する新鋭で、その演技力もさることながら、空手、カンフー、拳法、テコンドーなどの武術を習得した“究極のアクション”は今作最大の見せ場となる。
公開された場面写真では、ニューヨークの高層ビルを背景にハイキックを見せるリーの姿が収められているほか、リーの師匠となる2人のレジェンズ、ダニエルとハン、そしてリーが並んだスリーショットも確認できる。
監督は「このサイテーな世界の終わり」のジョナサン・エントウィッスル、脚本は「ピーターラビット」のロブ・ライバー、製作は「プラダを着た悪魔」のカレン・ローゼンフェルト。配給はソニー・ピクチャーズ。全米では2025年5月30日に公開される。