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Prime Videoがスポーツ強化。MLB Tokyo Seriesやレギュラーシーズンをライブ配信
2025年2月19日 16:40
Prime Videoは、配信するスポーツコンテンツを拡充する計画を発表し、その第1弾として野球とバスケットボールコンテンツの配信ラインナップを明らかにした。野球関連では、3月18日〜19日に東京ドームで行なわれるシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャースのMLB開幕戦「MLB Tokyo Series by Guggenheim」全試合などを随時ライブ配信する。
MLBを年間54試合ライブ配信。プライム会員無料
野球関連ではそのほか、3月5日〜6日に京セラドーム大阪で行なわれる侍ジャパンとオランダ代表による「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs オランダ」や、3月15日〜16日に東京ドームで行なわれるカブス、ドジャースと読売ジャイアンツ、阪神タイガースとのプレシーズンゲームもライブ配信する。これら各試合とMLB Tokyo Seriesは地上波以外ではPrime Video独占ライブ配信。
また「MLB レギュラーシーズン」として、MLBの2025年シーズンのうち、日本人選手が出場予定の試合を中心に毎週土日に1試合ずつ、年間54試合を「SPOTV」チャンネルでライブ配信する。
このライブ配信は、SPOTV JAPANとの連携により、Prime Video内に開設された「SPOTV」チャンネルで視聴可能なもので、プライム会員は追加料金無しで楽しめる。
日本のPrime Videoにおいて、プライム会員向け見放題コンテンツとしてMLBレギュラーシーズンの試合をライブ配信するのは今回が初めて。
なお、SPOTVチャンネルでは注目試合のライブ・ディレイ配信、ハイライトや特集番組なども配信するという。Prime Video内の有料サブスクリプション「MLB.tv」に登録すれば2025年のMLB全試合を視聴可能。
大谷翔平ら所属ドジャースの"舞台裏"も独占配信
ロサンゼルス・ドジャースのホームテレビ局であるSportsnet LAと協力し、同局がドジャースファン向けにマンスリーで配信しているシグニチャーシリーズ「Backstage Dodgers」の一部エピソードも日本で独占配信。
3月13日には、ワールドシリーズや佐々木朗希の契約を含むオフシーズンの様子を紹介するエピソード1を、4月8日にはMLB Tokyo Seriesや米国でのシーズン開幕の舞台裏を映したエピソード2を配信予定。エピソード3もレギュラーシーズン中に配信するという。
2025−26シーズンからNBAも配信。レギュラーシーズン60試合以上
2025-26シーズンからはNBAの配信も開始する。Prime VideoとNBAは2024年7月に11年間のメディア権利契約を結んでおり、日本でも2025−26シーズンから配信開始となる。
ラインナップはレギュラーシーズンの60以上の試合、プレイイントーナメントの全試合、プレイオフなど注目の試合を配信。NBA League Pass(別途料金あり)も利用可能。
そのほか、よりスポーツに特化した発信を行なうべく、2月10日にはPrime Videoのスポーツ専門ソーシャルアカウント「Prime Video Sport JP(@pvsportjp)」をXで開設。野球やボクシングなど、Prime Videoで配信するスポーツコンテンツの情報を発信するほか、プレゼントキャンペーンなどを随時実施していく。
野球好き乃木坂メンバーやNBA好きBE:FIRSTメンバーが登場
2月19日には東京都内でスポーツコンテンツに関する記者発表会も行なわれ、Prime Videoでの野球解説でおなじみの元プロ野球選手の里崎智也氏、乃木坂46の黒見明香、NBAの大ファンで「Friends of NBA」にも任命されたBE:FIRSTのMANATOが登壇して、トークセッションが行なわれた。
冒頭、プライム・ビデオの大石圭介ジャパンカントリーマネージャーは「アマゾンはお客様を第一に考えて、お客さまの利便性を高めることを目指してまいりました。それに加え、コンテンツや商品を通して、お客様の生活をより豊かにすることに寄与していきたいと考えています。スポーツは、その中でもとても重要な役割を果たすと考えています」と語った。
続いて登壇したプライム・ビデオのジャパンコンテンツ事業本部の石橋陽輔事業本部長は「今年は1日限りや期間限定の試合だけではなく、新たなプロスポーツのレギュラーシーズンの試合も見放題配信いたします」とし、MLB Tokyo SeriesやMLBレギュラーシーズンの配信について説明した。
続いて里崎氏と黒見が登壇。里崎氏は「前回のWBCもそうですけど、ロッカーやベンチ裏などが映ると、選手たちの裏の顔も知れて、より親近感が湧きます。表の試合と裏の顔が観られるのは、ファンとしても嬉しいですよね」とコメント。
今年のMLB Tokyo Seriesについても「昨年の韓国シリーズ、ドジャース対パドレスも日本でめちゃくちゃ盛り上がりました。それを受けて、今年は日本でドジャース対カブスが行なわれます。最高峰のメジャーリーグを生で観戦できる。そして映像でもライブで観られるというのは非常に楽しみですし、野球界にとっても良いことだと思います」と語った。
「メジャーリーグで活躍する日本人選手も増えてきました。ドジャース、カブスの選手以外にもジャイアンツから出た菅野智之(オリオールズに移籍)が30代半ばでどこまで頑張れるのかは楽しみですし、阪神からフィリーズに(マイナー契約で)移籍した青柳晃洋は、帝京大学出身で僕の後輩。帝京大学初のメジャーリーガーになって活躍してもらえると裾野も広がるので、この二人は要注目ですね」
現役の大学生でもある黒見は「WBCやプレミア12に出場された巨人、阪神の選手と日本人選手を擁するドジャース、カブスとの対戦をPrime Videoで観られるのが本当に今から楽しみで、これを生きがいに毎日、学校の宿題も頑張れます」と笑顔を交えて語った。
さらにPrime Videoでの解説についても「昨年プレミア12で里崎さんとご一緒した時に、野球初心者の乃木坂メンバーから、私が話した『藤平(尚真)選手の好きなお味噌汁の具がさつまいも』という話が一番印象に残ったという話を聞いたので、そういったことを交えながら皆さんも見ていただきたいなと思います」と意気込みをみせた。
NBAのトークパートにはNBA Japanの渡邉和史ゼネラルマネージャーと、BE:FIRSTのMANATOが登壇。渡邉ゼネラルマネージャーは日本のNBAファンの平均年齢が22歳と若年層から支持されていることや、デジタルに強く、Prime Videoも使い慣れていることから、Prime Videoとタッグを組んでNBAブランドを日本で広げていきたいとした。
またサンフランシスコで行なわれていたNBAオールスターを現地で観戦し、帰国したばかりというMANATOも「バスケやNBAはどんどん日本でもメジャーになっていくと思います。僕みたいにバスケ未経験でも、インパクトのあるプレーやハイライトで興味を持つ方もたくさんいると思うので、そのなかでひとつ見てみようとか、日本人選手を応援してみようと思って、NBAファン、バスケファンが増えてくれたら嬉しい」と語った。