DMMが実写映像製作に参入。各サービスでグッズなど多角展開

DMM.comは、新たに実写映像製作事業「DMM FILMS」を開始し、実写映画・ドラマの企画・製作・出資を行なう。1作目として3月28日公開の映画「山田くんとLv999の恋をする」に出資し、DMM内の各種エンタメサービスを通じたグッズの企画・販売などを実施する。

DMM FILMSでは、実写映画・ドラマ作品の企画・製作・出資を起点に、「DMMがこれまで培ってきたエンターテインメント領域でのノウハウを活用し、DMMが展開する幅広いサービスを通じて、映像配信やグッズの制作、イベント企画・催事などを行ない、作品を多角的にお楽しみいただける体験を提供していく」とのこと。

具体的には、実写映像作品の企画・製作・出資により、映像展開に留まらず、DMM通販やDMMスクラッチでのグッズ展開、DMM Factoryでのグッズの取り扱いとイベント企画・催事、作品のゲーム化など、DMMのプラットフォームやDMMが展開する幅広いサービスを通じて、作品を多角的に楽しめる体験を提供する。

事業開始の背景について、同社は「推し活」の浸透、アニメ関連市場で商品化や配信が市場規模を押し上げているという調査結果を挙げ、「実写映像作品においても、配信や商品化といった二次利用市場に高いニーズと成長の可能性があると考え、本事業の開始に至った」と説明している。

今後は「DMMが創業初期から注力してきたエンターテインメント領域でのノウハウ、DMMが持つ多角的にエンタメを楽しめるプラットフォームを生かして、作品の配信、グッズ展開やイベント開催、ゲーム化など、『推し』を様々な角度から楽しめるエンタメ体験をお届けしていく」とした。

DMM FILMSの出資1作目となる映画「山田くんとLv999の恋をする」は、シリーズ累計600万部を突破している同名漫画を、作間龍斗と山下美月のW主演で実写化した作品。配給はKADOKAWA。