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埼玉県はオーディオ愛好家が多い!? パナ「全国イヤフォン実態調査」
2025年3月4日 17:00
パナソニックは、全国の18~59歳の男女4,700名を対象に、都道府県別の生活スタイルと音との関わり方について調査を実施。その結果、地域ごとに異なる“音”のニーズが明らかになったという。
イヤフォンをいくつ所有しているかという質問では、全体でみると「1個」と回答した人が43.5%で最も多い中、「4個以上」と回答をした人の割合が最も多いのは「埼玉県」で14.0%という結果になった。また、47都道府県の内42都道府県で、2人に1人が2個以上のイヤフォンを所有していた。
この結果から、「イヤフォンは1人1個ではなく、状況に応じた使い分けなどのニーズもある」「イヤフォンの複数所有が主流になっている」と分析。
また日常的に使用しているイヤフォンのタイプについては、「完全ワイヤレスイヤフォン」が65.7%となり、コードレスの利便性が支持され、イヤフォン市場の主流となっていることがわかった。
イヤフォンを装着している1日の平均時間については、全体で最も多かったのは「1~3時間未満」で48.7%。約半数の人が1日1~3時間程度イヤフォンを使用するという結果になった。
エリア別では、「3~5時間未満」「5時間以上」を合わせた割合が高く、1日のイヤフォン使用時間が最も長いのは「埼玉県」と「宮城県」で同率1位。
一方、イヤフォン装着時間が「1時間未満」の人が多かったのは「徳島県」で50.0%、「島根県」で46.0%と続いた。徳島県は、イヤフォンの装着時間が「5時間以上」の人が全国で唯一0%という結果からも、長時間使用する人が少ない傾向がわかった。
島根県の人は、普段の移動手段として「自家用車」を選んだ人が全国で最も多く75.0%に上っていることから、普段の移動手段がイヤフォンの使用時間に影響していることがうかがえるとしている。
現在持っているイヤフォンを使用する理由を聞いたところ、「音質が良い」と回答した人が全国で最も多かったのは「滋賀県」で39.0%。さらに、趣味の中で「音楽を聴く」ことが上位に入るかを聞いたところ、「入る」と回答した人が最も多かったのは「滋賀県」と「鹿児島県」で82.0%。同率で1位という結果に。滋賀県の人は「音楽鑑賞を趣味」とする人が多く、音へのこだわりが強い傾向にあることがわかった。
移動中の通話やオンライン会議でイヤフォンを使用した際、雑音で相手の声が聞こえにくかったり、イヤフォンの装着性でストレスを感じた経験があるかという質問では、全体の52.9%が「ある」と回答。2人に1人がイヤフォン装着時にストレスを感じた経験があった。
この結果から、仕事でイヤフォンを使用する際は「ノイズキャンセリング」や「通話性能」を重視した商品選びが重要となり、周囲の雑音を遮断しクリアな音声通話が可能なイヤフォンは、業務効率を向上させるために不可欠なアイテムとなることが示唆されると分析した。
イヤフォンを使用する主な目的では、1位は「音楽を聴く」で72.1%と圧倒的な結果に。エリア別では「オンライン会議・電話会議」を選んだ人が多い県1位は「東京都」と「兵庫県」で共に23.0%。また、「通話」での使用1位は「福岡県」で25.0%、次いで「鹿児島県」で17.0%と続いた。
都心部ではイヤフォンはオンライン会議など仕事での使用が多い一方で、九州地方では音声通話を中心としたコミュニケーションでの使用が多いことがわかり、使用目的から地域ごとの特徴が見える結果となった。
イヤフォンをプレゼントした経験が最も多かったのは「宮城県」で65.0%。3人に1人がイヤフォンをプレゼントした経験があることになり、全国で最も多い割合となった。
プレゼントする主なシーンは「誕生日祝い」「合格・入学祝い」「クリスマスギフト」。イヤフォンは自分用だけでなく、特別な日の贈り物として選ばれる傾向もあり、特に誕生日や入学祝いのプレゼントなど、新生活のスタートやイベントシーンに合わせた実用的なギフトとして需要が高いことがわかったとしている。