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JVCケンウッド、木の振動板×木材筐体のワイヤレススピーカー。使う木材・構造を選択可能
2025年3月24日 16:07
JVCケンウッドは、キャビネットに天然木を、ドライバーの振動板に木材を使ったBluetoothスピーカーで、キャビネットの木材と構造をカスタマイズできる「ワイヤレスウッドスピーカー WDS-01」のトライアル販売を、3月28日に開始する。100台限定の完全受注生産で、価格は使用する木材によって異なり38,500円~82,500円。
- スギ:貼り合わせモデル 38,500円
- マツ:貼り合わせモデル 38,500円
- ナラ(オーク):貼り合わせモデル 55,000円
- スプルース:貼り合わせモデル 55,000円
- ウォルナット:貼り合わせモデル 82,500円
受注生産のため予約から約1カ月で配送予定。また、商品手配ができない場合や手配に長期間かかる場合は連絡の上でキャンセルとなる場合もある。
「木の響きがとけこみ、豊かな日常を紡ぐ」がコンセプトのスピーカー。振動板に木材を使ったWOODシリーズのスピーカーユニットを、天然木のキャビネットに収納することで、楽器のような豊かな響きが楽しめるという。
ライフスタイルの多様化に伴って、商品に対するユーザーのニーズはより複雑化。優れた機能や適正な価格だけでは購入の決め手にならないことも増えているという。
そこで「共感できるストーリーと体験」を提供するとともに、好みやライフスタイルに合わせて選べるスピーカーのトライアル販売を実施。Made in Japanにこだわって木の質感を活かしたシンプルなデザインと、天然木の手触りや香りが「豊かな日常を紡ぐスピーカーとして提案する。
今回の製品は2024年9月の発案から試作機の制作、展示会への出展などを経て、約6カ月の短期間でトライアル販売に至ったとのこと。
キャビネットの構造は板を貼り合わせたものと、角材をくり抜いたものの2種類を用意。素材には楽器向けやインテリア・家具向けなど5種類(スギ、マツ、ナラ、スプルース、ウォルナット)の天然木を用意しており、これらの素材、構造の組み合わせを好みに合わせて選択できる。
響きやすい音の帯域は、キャビネットの硬さや重さといった木の性質によって異なるほか、板を貼り合わせた構造と、角材をくり抜いたつなぎ目のない構造でも音色が異なるため、「好みの音楽ジャンルに合う音を探したり、思い入れのある楽器と同じ材にするなど、自分好みの音色を選んでいただける」とのこと。
なお、24日時点では貼り合わせモデルのみの展開で、くり抜きモデルは順次追加予定。また天然木の種類も順次追加される。
ドライバーはフルレンジの60mm径ウッドコーンで、最大出力は6W。Bluetooth 4.2準拠で、コーデックはSBCをサポートする。バッテリー内蔵で、連続再生時間は約8時間、充電時間は約4.5時間。専用USB端子(Type-C)で充電できる。外部入力としてAUX端子も備えた。
外形寸法は貼り合わせモデルが110×110×130mm(幅×奥行き×高さ)、くり抜きモデルは105×105×130mm(同)。重さは共通で約1.kg。取扱説明書やサンドペーパーが付属する。
また先着30名限定特典として、「みつろうクリーム」も用意する。天然素材のみを原材料としたクリームで、しっとりとしたツヤ感と木を保護する効果があるとのこと。
製品を実際に体験できる機会として、3月28日15時~20時に、東京千代田区神田にある「LEON'S COFFEE 神田店」で展示会を開催する。事前申込は不要。当日は「木の素材の変化に込められたストーリーや、五感に響く豊かな体験を紹介する」とのこと。展示会は今後も順次開催予定。