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Nothing、トリプルカメラでおサイフケータイ対応「Phone (3a)」
2025年4月8日 13:11
Nothing Technology Japanは、光学ズーム採用のトリプルカメラシステムを搭載し、Felica、eSIMもサポートしたスマートフォン「Phone (3a)」を発表した。価格はメモリ8G+ストレージ128GBモデルで54,800円、メモリ12GB+ストレージ256GBモデルで59,800円。カラーはブラックとホワイトに、楽天モバイル限定のブルーを加えた3色展開。8日12時から予約を受け付けており、15日9時から公式サイトで発売する。
同社のミッドレンジスマートフォン「Phone (2a)」を基に、カメラやAI機能を搭載したSnapdragonプロセッサ、より明るく応答性の高いディスプレイ、進化したNothing OSなどを盛り込んだ。
カメラは、サムスンと共同開発した5,000万画素センサーを使ったメインカメラ、ソニー製センサーを使った超広角カメラ、光学2倍、デジタル30倍のズームに対応した望遠カメラの3眼仕様。
メインカメラには、数百万の撮影で学習したディープラーニング処理アルゴリズムを組み込むことで「画像の鮮明さを向上させ、ノイズを低減し、リアルな色彩とディテールを再現する」という。
高度なセンサー技術によりオートフォーカス速度は43%向上。ピクセルのフルウェル容量が2倍になったことで、厳しい照明条件下でもより細かいディテールを捉える。
120度の超広角カメラは、一度により多くのシーンをフレームに収めることができる。アップグレードされたソニー製センサーにより、低照度環境での撮影性能を高めた。
望遠カメラはレンズ5枚重ねの構造で、ズームレンジは最大30倍。高品質な5,000万画素センサーとf2.0の絞り値により、50mm相当の焦点距離で、細部まで鮮明な写真を撮影できる。
高品質な2倍光学ズームが利用でき、高解像度センサーを使った最大4倍のロスレス・インセンサーズームにも対応。最大30倍のウルトラズームではAIの鮮明化アルゴリズムを使用する。
動画撮影は4K/30fps、または1,080p/30fps/60fpsでの撮影に対応。1,080p/120fpsのスローモーション撮影、4K/1,080pのタイムラプス撮影もできる。
フロントカメラは3,200万画素で、アダプティブAIを使った手ブレ補正、暗所に強い動画撮影機能を実現。前モデルから明るさは74.4%、ノイズが33.7%低減され、よりクリアで鮮明なセルフィー、夜間動画撮影ができる。
6.77型の有機ELディスプレイを搭載。解像度は1,080x2,392ドット/387ppi、120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応する。ピーク輝度は3,000nits、屋外輝度は1,300nitsで直射日光の下でも快適に画面を視認できるという。ディスプレイには指紋認証センサーも備える。
プロセッサーはQualcommの「Snapdragon 7s Gen 3 Mobile Platform」で、CPUは前モデルから最大33%高速化、GPU性能は11%向上している。ゲーミング機能「Snapdragon Elite Gaming」も一部搭載。面積4,500mm2の大型ベイパーチャンバーも備え、温度上昇を23%低下させたとのこと。
バッテリー容量は5,000mAhで、フル充電で最大2日間の通常使用が可能。50Wの急速充電にも対応している。
OSは、Android 15ベースのNothing OS 3.1を採用。Nothingとして初めてeSIMに対応した。発売から最大6年間のアップデートサポートが提供される。
さらにアーリーアクセス機能として、AIを使った「Essential Space」も提供される。「メモ、コンテンツ、インスピレーションやアイデアを、AIの力で自動的に整理して一覧にし、あなたに合った提案、要約、アクションプランを生成してくれる」という機能で、本体右側面に専用ボタン「Essential Key」も装備。
背面パネルは強化ガラス製で、Nothingの特長であるシースルーデザインを採用。独自のライティング機能「Glyphインターフェース」も搭載している。
IP64の防塵防滴仕様で、外形寸法は163.52×77.5×8.35mm(縦×横×厚み)、重さは201g。