映画などの映像配信サイトでも「エルマーク」を表示開始

-ストリーミング配信も対象。RIAJが運用拡大を発表


「エルマーク」

3月18日発表



 社団法人日本レコード協会(RIAJ)は18日、正規の音楽配信コンテンツであることを示す認識マーク「エルマーク」を映像配信サイトでも表示開始することを発表した。

 「エルマーク」は、レコード会社がパソコン/携帯電話のダウンロード配信サイトに提供するレコード/CD音源や音楽ビデオクリップなどを対象に発行される認識マーク。2008年2月より表示が開始されている。配信サイトはマークを掲載することにより、正規サービスであることを明示。違法に配布するサイトとの区別をユーザーが行なえることを目的としている。

 今回、RIAJは映像配信サイトでも表示を開始。社団法人日本映画製作者連盟加盟社の製作する映画など映像作品の配信サイトで掲載する。なお、今まではダウンロード配信のみを対象としていたが、18日よりストリーミング配信も対象にマークの表示を行なう。

 また今後、有限責任中間法人日本動画協会、社団法人日本映像ソフト協会(JVA)加盟社のサポートで、劇場用映画やアニメなどの映像コンテンツの配信にも表示を行なっていくという。

 18日現在、エルマークは174社の配信事業者との協力で、1,051の音楽/映像配信サイトで対応しているという。同協会では、さらに多くの配信サイトで採用されるよう、普及活動に努めていくとともに、ユーザーへの認知度の向上を促進していくとしている。


(2009年 3月 19日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]