米Apple、iPhoneのUIなど20件の特許侵害で台湾HTCを提訴

-ジョブズCEO「競争は独自技術で行なわれるべき」


3月2日発表(現地時間)


 米Appleは2日(現地時間)、iPhoneのユーザーインターフェイスや内部アーキテクチャ、ハードウェアに関する20件の特許を侵害したとして、台湾HTCを提訴したことを明らかにした。

iPhone 3GS
 この訴訟は米国国際貿易委員会(ITC)と、デラウェア州連邦地裁において起こされており、スティーブ・ジョブズCEOは「他社による特許侵害に対し、我々は黙認することも、何らかの行動を起こすこともできる。今回は行動することにした。競争を行なうことは健全ではあるが、それは独自の技術をもって行なわれるべきであって、我々から盗むということではない」と述べている。

 AppleはiPhoneをワールドワイドで4,000万台以上販売しており、15万種類を超えるアプリを90カ国以上のApp Storeにおいて展開している。

 HTCはNTTドコモの「HT-03A」を含むAndroid搭載スマートフォンなどをワールドワイドで展開。1月に米Googleが発表した「Nexus One」(欧米やシンガポールなど海外向け)の製造も行なう。



(2010年 3月 3日)

[AV Watch編集部 中林暁]