ピクセラ、3D映像編集エンジンソフト「PES 3D」を開発

-法人向けに提供。L/R各ストリームを同時に編集可能


6月15日発表


 ピクセラは、3D映像編集エンジンソフトウェア「PES 3D」(PIXELA Editing Service 3D)を開発。6月末より法人向けに提供を開始する。

PES 3Dの概要

 従来の映像編集エンジン「PES」を発展させた製品で、マルチストリームをデコードしながら、L(左目用)、R(右目用)それぞれの映像ストリームを同時に編集可能になったことが特徴。編集アプリケーションなど3D映像コンテンツを活用する製品を、スピーディーに開発できるとしている。

 各種3Dパラメータを加えた後に、様々な3D映像フォーマットに出力可能。フレーム単位でのカット編集や、ファイルの連結などに加え、合成、エフェクト、タイトル挿入などの機能も備える。

 編集した映像は同社のエンコーダエンジンを通じて、MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264、Motion JPEG、WMVなどにエンコードされ、MPEG-2 PS、MPEG-2 TS、AVI、MOV、MPEG-4、ASF(WMV)フォーマットとして出力し、3Dテレビやパソコン用ディスプレイなどに表示できる。

 同社は「今後、多くの製品化が予想される3D対応のデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラの登場にともなって、増加する編集ニーズに対応することができるため、この分野への積極的なソフトウェア販売を展開する」としている。



(2010年 6月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]