デジオン、エフェクトを強化した「DigiOnSound 6」
-約5年半ぶりの新バージョン。AACにも対応
DigiOnSound6 |
デジオンは、マルチトラックサウンド編集ソフト「DigiOnSound」を約5年半ぶりにバージョンアップ。通常版の「DigiOnSound6」と、一部機能を省いた「DigiOnSound6 Express」を12月16日より発売する。
パッケージ版はアスクが販売し、ダウンロード版は日本インテリジェンスの「OptMarket」内で販売。価格は下表の通り。対応OSはWindows XP/Vista/7でVista/7の64bit版もサポートする。
製品 | パッケージ版価格 | ダウンロード版価格 |
DigiOnSound6 | 47,250円 | 42,525円 |
DigiOnSound6 Express | 10,290円 | 7,980円 |
最大32bit/192kHzに対応した非破壊型の波形編集機能をベースとし、直感的で分かりやすい操作性も追求したオーディオ編集ソフト。DigiOnSound6はトラック数無制限で5.1ch音声に対応。DigiOnSound6 Expressは最大6トラック(ステレオ3トラック)で、5.1chには非対応。
バージョン6では新規エフェクトの追加や機能強化が行なわれた。また、対応フォーマットには新たにAACが加えられている。
エフェクト関連では、音を均一化するAGC(オートゲインコントロール)や、フェイザー、コーラス、テープディレイのエフェクタを追加。BPM検出により複数トラックのテンポを合わせられるようになったほか、メトロノーム音作成にも対応した。
タイムストレッチ機能も強化。音楽だけでなく、人の声がきれいに伸びるようにした機能を新開発し、語学学習に最適だという。そのほか、シンプルなUIで複数のエフェクトをボタン一つで適用できる「かんたんエフェクト機能」も搭載した。同梱の音素材も完全リニューアルしたという。
低価格版のDigiOnSound6 Express | 新たに採用した「かんたんエフェクト機能」 | 編集画面の説明 |
従来バージョンと同様に、5.1chの音像設定を視覚的なUIで行なえるサラウンドパンナーを搭載。また、クラックルノイズ/ヒスノイズ/ハムノイズなどの除去機能も利用できる。20バンドのグラフィックイコライザや3/5/7/9バンドのパラメトリックイコライザも装備する。
対応フォーマットにはAACが追加。そのほか音声はWAV、MP3、WMA、Ogg Vorbisなどに、動画はAVI、MPEG-1/2、RealMedia、QuickTime Movieなどに対応する。ASIOドライバに対応。DirectX/VSTの各プラグインもサポートする。
(2010年 11月 26日)
[AV Watch編集部 中林暁]