テレビ向けの新VOD「もっとTV」が2日サービス開始

-初夏にAndroidタブレット対応。民放5社が集合


もっとTVのロゴ

 民放キー局5局と電通が共同で推進するインターネットTV用VODサービス「もっとTV(テレビ)」が4月2日にサービスを開始。あわせて、2012年初夏をめどにAndroidスマートフォンやタブレット版の「もっとTV」アプリを提供することも発表した。

 もっとTVは、日本テレビやテレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョンの民放キー局5局と、電通が共同で推進するテレビ向けVODサービス。日テレオンデマンド、テレ朝動画、TBSオンデマンド、テレビ東京オンデマンド、フジテレビOnDemandの民放5局のサービスが参加する。

 コンテンツは、日本テレビ放送網が「三毛猫ホームズの推理」「HUNTER×HUNTER」など、テレビ朝日が「Wの悲劇」「都市伝説の女」など、TBSテレビが「ハンチョウ~警視庁安積班~」「パパドル!」など、テレビ東京が「クローバー」「イナズマイレブンGO」など、フジテレビが「鍵のかかった部屋」「未来日記」などを提供。4月からスタートする新番組の見逃しサービスを中心に、各局合計5,000本以上のVODコンテンツをラインナップする予定。

今夏にスマートフォンやタブレットにも対応

 もっとTVの視聴のためには、対応テレビやレコーダが必要。現時点ではパナソニックVIERAとDIGAの2012年モデルが対応している。価格は1本100~400円が中心価格帯となり、クレジットカードで購入できる。携帯端末によるキャリア決済も近日導入予定としている。

 もっとTVは、現在の民放各社のVODサービスの機能を標準化し、対応インターネットTVなどから直接各VODコンテンツを選択し、番組購入できる。対応テレビで使いやすいグラフィカルなユーザーインターフェイスを提供し、放送視聴中にリモコンの専用ボタンを押すと、その局のVOD画面に移動し、地上波放送を子画面に残した状態で各放送局のVODコンテンツ選択が可能となる。最大25個のジャンル検索、15の注目ワード、ワード検索機能、ランキング機能なども用意し、検索性も高めている。

 また、今夏のタブレットやスマートフォンでの対応以降は、一度購入すれば、インターネットTVやレコーダとスマホ/タブレットの双方で視聴可能になるという。アプリ版の対応OSはAndroid 2.3以上。



(2012年 4月 2日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]