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オーテク、新メカニズムで重低音強化のヘッドフォン
SOLID BASS「WS55X」9,975円。低価格な「WS33X」も
(2013/5/23 10:00)
オーディオテクニカは、重低音再生にこだわった「SOLID BASS」シリーズのヘッドフォンとして、アラウンドイヤータイプの「ATH-WS55X」と、オンイヤータイプの「ATH-WS33X」の2機種を6月20日に発売する。価格は「ATH-WS55X」が9,975円、「ATH-WS33X」が6,300円。
カラーバリエーションは、「ATH-WS55X」がブラック(BK)とブラックレッド(BRD)。「ATH-WS33X」がブラック(BK)、レッド(RD)、ホワイト(WH)。
2011年に発売した「ATH-WS55」(8,925円)の後継モデルだが、ユニットを大型化したアラウンドイヤーの上位モデルと位置付けられる「WS55X」と、より購入しやすい価格のオンイヤータイプ「WS33X」という2機種へ枝分かれした形となる。
2機種に共通する特長として、ユニットを覆うハウジングの外側にもう1つの空気室を設け、低域を拡張する「エクストラチャンバーメカニズム」を採用。空気のバネ性を最大限まで高める事で、ダンピングの効いた、伸びのある重低音再生を実現するというもので、WS55でも「ダブルエアチャンバーメカニズム」を採用していたが、WS55Xでは、2つ目の空気室のサイズがより大きくなっている。
また、両モデルとも、新しい装着構造を採用。ハウジング全体で均等に側圧をかけることで、重低音をしっかり耳に届けられるとする。
ダイナミック型ユニットのサイズは、WS55Xが53mm径、WS33Xが40mm径。ハウジングに同社のロゴマークが入ったシルバーのパーツがあしらわれており、WS55Xはこのパーツにアルミを使用。不要な振動を低減している。
2機種とも、ハウジングは折りたたみ可能。ヘッドバンドは自由な位置にアジャストできる無段階調整タイプ。
ケーブルは両出しで、長さは1.2mのY型。WS55Xのブラックレッド、およびWS33Xのレッドモデルは、ケーブルもレッドとなる。
再生周波数帯域とインピーダンスは、WS55Xが10Hz~24kHzで46Ω、WS33Xが10Hz~23kHzで34Ω。ケーブルを除いた重量はWS55Xが195g、WS33Xが150g。