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カシオ、スマホからも操作できる回転フレームデジカメ

フルHD動画/美白モード対応。3,000台限定/実売8万円

EX-TR15

 カシオは、回転式のフレームを備え、フルHD動画撮影も可能なコンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-TR15」を7月19日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。カラーはホワイト(WE)。3,000台の数量限定となる。

 レンズ部を中心にフレームが360度回転し、モニターも270度回転する可変フレームデザインを採用する「TRシリーズ」の新モデル。フレーム部のシャッターボタンを押して自分撮りが簡単に行なえるほか、テーブルの上にカメラを立たせるなど、様々な撮影スタイルに対応することが特徴。

 新たにIEEE 802.11b/g/nの無線LANを搭載し、スマートフォンからのリモート操作にも対応。スマートフォン画面でアングルを見ながら、リモートでシャッターを切ることが可能になった。撮影した画像はワイヤレスでスマートフォンへ転送でき、転送時にリサイズすることもできる。

片手でフレーム部を持って、簡単に自分撮りが可能

 人物の肌を明るくなめらかに見せるという「ナチュラルモード」に加え、新たに「美白モード」も搭載。12段階のレベルで肌のなめらかさを選択できる。「ペイント機能」により、撮影した写真に文字の手書きや、ハート型/星型で10種類のオリジナルスタンプを付けることも可能。「トゥインクルショット」は、ソフトフォーカスとクロスフィルターの効果を組み合わせる機能。ふんわりした雰囲気にしながら、光の点をキラキラと輝かせ、ファンタジックな雰囲気に仕上がるという。

 撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOS。総画素数は1,276万画素、有効画素数は1,210万画素。JPEG静止画に加え、フルHDのMPEG-4/AVC H.264(MOV)での動画撮影も可能。撮影モードは「FHD」(1,920×1,080ドット)、「HD」(1,280×720ドット)のほか、240fpsハイスピード撮影の「HS240」(512×384/240fps)も用意する。LEDライトも備える。内蔵マイク/スピーカーはモノラル。

 レンズの焦点距離は35mm換算で21mm。F値は2.8。デジタルズームも備えている。デュアルCPUと2つの画像処理回路を用いたリコンフィギュラブルプロセッサとベクターグラフィックコアで構成する映像処理エンジン「EXILIMエンジンHS Ver.3」を搭載。約1秒の高速起動、約0.31秒の撮影間隔、AF時間約0.18秒、約0.1秒の再生スピードなどを実現している。ISO感度は最大3200。動画撮影時のISO感度はオートとなる。

 内蔵メモリは約52.1MB。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCに対応。電源は内蔵の充電バッテリで、静止画は約260枚、フルHD動画は約1時間30分の連続撮影(実撮影約55分)が可能。充電はUSB経由で行なう。外形寸法は128.9×61.6×14.9mm(縦×横×厚さ)。電池やmicroSDカードを含む重量は約170g。

(中林暁)