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JBL、イヤフォン一体型で約9,980円のBluetoothイヤフォン。片耳モニター対応BTヘッドフォンも

 ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのBluetoothイヤフォン「J46BT」と、Bluetoothヘッドフォン「J56BT」を12月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「J46BT」が9,980円前後、「J56BT」が14,800円前後。

 カラーは「J46BT」のみBLACKとWHITEを用意。J56BTはBLACKのみとなる。

Bluetoothイヤフォン「J46BT」。カラーはBLACKとWHITE
Bluetoothヘッドフォン「J56BT」

 どちらもエントリーモデル「J」シリーズのBluetoothイヤフォン/ヘッドフォンで、音質を追求しながら価格を抑えているのが特徴。

J46BT

 イヤフォンタイプで、バッテリなどをイヤフォン部分に内蔵。ケーブルの途中にBluetooth用のユニットなどを備えていない、シンプルなデザインも実現している。重量も16gと軽量で、装着感も高めている。

「J46BT」のWHITE
BLACK
ケーブルにバッテリケースなどは無く、イヤフォン部に内蔵されている

 イヤフォン部分は6mm径ドライバを搭載したダイナミック型。シリコン製のイヤーピースを3サイズ同梱するほか、スタビライザークッションと呼ばれるオレンジ色の柔らかいパーツを用意。イヤフォンに取り付けられるもので、装着時のホールド性能を高められ、ジョギングなどで使うこともできるという。ただし、防滴防水機能などは備えていない。

ケーブルにリモコンも装備
オレンジ色のパーツがスタビライザークッション

 マイクも内蔵し、通話も可能。左右のイヤフォンを接続するケーブルに3ボタンのリモコンを装備。音量調整、再生、一時停止、ハンズフリー通話も制御できる。ケーブルの長さは50cm。

 Bluetooth 4.0に準拠し、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応。コーデックはaptXをサポートする。

 バッテリは内蔵のリチウムイオン充電池を使用。充電所要時間は約2.5時間、音楽再生は約5時間。再生周波数特性は20Hz~18kHz。感度は100dB/mW。インピーダンスは16Ω。

J56BT

 ダイナミックの密閉型Bluetoothヘッドフォン。付属の1.2mケーブルを接続することも可能で、バッテリが無くなった場合はパッシブのヘッドフォンとして機能する。インピーダンスは32Ω。

 マイクも内蔵しており、ハンズフリー通話が可能。エコーキャンセレーション機能により、クリアな通話ができるという。ハウジングにコントロールボタンを備え、音量調整、再生、一時停止、ハンズフリー通話の制御が可能。

ハウジングが操作ボタンにもなっている
片耳モニターができる「DJ-pivot」機能を搭載
両方を回転させ、コンパクトに収納する事も可能

 Bluetooth 3.0に準拠し、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応。コーデックはSBCをサポートする。周波数帯域は20Hz~20kHz。感度は100dB/mW。

 ユニットは40mm径。アーム部分が途中で回転し、片耳モニターができる「DJ-pivot」機能を搭載する。

 リチウムイオン充電池を内蔵し、約1.5時間の充電で、約12時間の音楽再生が可能。重量は201g。

聴いてみる

 iPhoneとBluetoothで接続し、試聴してみた。

 J46BTはスッキリと見通しの良いサウンドで、Bluetooth関連パーツがイヤフォンのハウジング内に満載されているとは思えない開放感がある。低域は強くはないが、十分な量が出ており、爽やかさとバランスの良さが持ち味だ。

 後付できるスタビライザーで装着安定性をアップできるのが特徴だが、充電方法もユニーク。クリップのような充電ケーブルが付属し、イヤフォンのバッフル面にある端子を挟むようにして充電する。供給はUSB経由。このコンパクトなケーブルを持ち歩けば、職場などで充電できるので便利だ。

このような充電クリップでイヤフォンの端子部を挟むようにして固定し、充電する

 J56BTも、Bluetoothヘッドフォンながら抜けの良い、爽やか系のサウンド。ニュートラルを追求するというよりも、、高域の綺羅びやかさ、低域のスピード感が印象に残る、モバイル向けの少し派手目なサウンドだ。Bluetoothヘッドフォンにありがちな、モコモコしてスピード感の無いサウンドとは異なり、軽やかでキレの良いサウンドに仕上がっている。

(山崎健太郎)