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【ポタフェス】CHORDのDAC搭載ポータブルアンプ「Hugo」
SOUND WARRIORからハイレゾ対応小型コンポも
（2013/12/24 00:00）
東京・秋葉原で12月21日～22日に開催された、イベント「第4回ポータブルオーディオフェスティバル2013 in 秋葉原」(ポタフェス)において、タイムロードはCHORDのDAC搭載ポータブルヘッドフォンアンプ「Hugo」(ヒューゴ)を参考展示した。
来年1月にラスベガスで開催されるCES 2014で正式発表を予定しており、日本での発売は2月頃を想定。価格は未定だが、海外では1,000ポンド程度が予定されており、日本での価格は10万円台後半～20万円程度になると思われる。
展示されたのは試作機で、外観の仕上げなどは変更になる可能性がある。CHORDの据置型DACなどを継承したデザインのポータブルDAC/ヘッドフォンアンプで、天面には内部パーツが見える窓も設けており、入力データの種類によって、そこから見えるイルミネーションのカラーが変化する。
USB入力は、DSDの2.8MHz/5.6MHzに加え、32bit/384kHzまでのPCMデータにも対応する。なお、このハイレゾ対応のUSB入力の他に、16bit/44.1kHzまでの対応となるUSB入力をもう1系統備えている。
ヘッドフォン出力は標準×1と、ステレオミニ×2を用意。アナログRCAのライン出力も1系統備えており、ポータブルでの利用だけでなく、アクティブスピーカーなどと組み合わせたり、本格的なピュアオーディオシステムに単体DACとして組み込む事も想定されている。端子などの仕様は変更になる可能性もある。
なお、CHORDの製品は汎用のDACを使わず、FPGAに独自のDA変換アルゴリズムを組み込んだもので信号処理を行なうのが特徴だが、ポータブルのHugoでも同様の設計を採用している。また、消費電力を抑え、長時間駆動も可能になるとしている。
SOUND WARRIORがハイレゾ対応小型単品コンポ
既報の通り、e☆イヤホン初のオリジナルブランドヘッドフォン「SW-HP11」が会場で注目を集めているが、その開発を担当しているSOUND WARRIOR(城下工業)のブースでは、ハイレゾ対応の小型コンポシリーズも参考展示していた。
展示されたのはDSDの2.8MHz/5.6MHzと、32bit/192kHzまでのPCMに対応し、光と同軸デジタル入力、アナログライン入力、外部クロック同期機能までを備えたDAC「SWD-DA10」。デジタル出力を192kHzまでアップサンプリング出力し、外部クロック同期も可能なCDトランスポート「SWD-CT10」。真空管バッファ搭載のパワーアンプ「SWD-TA10」の3モデル。
アンプの「SWD-TA10」は、12AU7ミニチュア真空管と、15W出力(4Ω)のD級アンプを組み合わせたハイブリッドアンプ。専用に巻いた出力トランスを使ったヘッドフォンアンプも備えており、真空管ならではのサウンドが楽しめるという。
また、USB DACの「SWD-DA10」にもヘッドフォンアンプを搭載。DACでのデジタルダイレクトなヘッドフォンサウンドと、アンプでの真空管サウンドを両方味わえる組み合わせとなっている。なお、真空管はユーザーが交換できるようにする事も検討しているとのこと。
来年2月頃の発売を予定しており、それぞれ単品で発売。価格は未定だが「1つのコンポが5～6万円程度のイメージ」だという。