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ヤマハ、50mmドライバで約3万円のヘッドフォン「HPH-PRO400」。PRO300新色も
(2014/5/29 13:00)
ヤマハは、ヘッドフォンの「HPH-PRO」シリーズの新モデルとして、「HPH-PRO400」を6月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は31,000円前後。カラーはエボニーブラック(B)とアイボリーホワイト(W)を用意する。
なお、既発売の下位モデル「HPH-PRO300」に、新色のアドバンスレッドを追加する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,000円前後。
HPH-PRO400
スタイリッシュなデザインが特徴で、音楽鑑賞だけでなく、DTMやDJユーザーにも訴求するHPH-PROシリーズの新モデル。
最上位の「HPH-PRO500」は50mm径ドライバを搭載しているが、新モデル「HPH-PRO400」も、同サイズの50mm径ユニットを採用。磁気回路にはネオジウムマグネットを使っている。耳を覆うアラウンドイヤータイプで、ハウジングは密閉型。
PRO500とPRO400の大きな違いはハウジングの素材。PRO500はアルミニウム製だが、PRO400はABS樹脂製のハウジングとなる。インピーダンスは22Ω、再生周波数帯域は20Hz~20kHz。最大入力は1,000mW。出力音圧レベルは105dB。
PRO400はケーブルの着脱が可能で、3mのケーブルと、1.2mのケーブルを同梱。短いケーブルにはマイクリモコンを備えている。なお、PRO500は左右のハウジングにケーブル入力を備えているが、PRO400は左ハウジングのみとなる。重量は289g。
イヤーパッドにはソフトなウレタン素材を採用。ヘッドバンドにはクッション性の高い素材を使っている。ハウジングは平らにはならないが、内側に折りたたむ事ができる。
HPH-PRO300に新色
HPH-PRO300はこれまで、レーシングブルー(A)、エボニーブラック(B)、アイボリーホワイト(W)を発売しているが、新たにアドバンスレッド(R)を追加する。
40mm径ユニットを搭載したオンイヤータイプの密閉型ヘッドフォン。ハウジングはABS樹脂製。インピーダンスは53Ω、再生周波数帯域は20Hz~20kHz。最大入力は300mW。出力音圧レベルは107dB。
音を聴いてみる
最上位の「HPH-PRO500」は、バランスの良い再生音を基本にしながら、豊かな低域をゆったり再生するタイプ。音楽が広がるステージを、広く、フワッと描くのが特徴で、音圧の豊かさも魅力だ。
新機種のPRO400はそれに比べて、少しタイトなイメージ。特筆すべきは中高域のクリアさで、響きでハウジングの存在を意識させるPRO500に対し、どこまでも音が広がる抜けの良さをPRO400は持っている。爽やかで、ダイレクトな音が心地良いヘッドフォンだ。
新色が追加されたPRO300は、オンイヤータイプながら、低域が過度に主張したり、膨らんだりしないモニターライクなサウンドが特徴。付帯音も少なく、音の明瞭さではPRO500を上回るのではと感じる瞬間もある。