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カナルワークス、3ウェイ8ドライバのカスタムイヤフォン「CW-L71」。音質調整対応モデルも

 カナルワークスは、カスタムイヤフォンの新モデルとして、片側に3ウェイ8ドライバを搭載した「CW-L71」と、サウンドチューニングシステムを加えた「CW-L71PSTS」を発売する。受注開始は6月28日で、生産は8月から。価格は「CW-L71」が14万円、「CW-L71PSTS」が15万円。耳型採取費用は別。

3ウェイ8ドライバを搭載した「CW-L71」

 なお、6月28日、29日に東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催される、eイヤホンのイベント「ポータブルオーディオフェスティバル」に出展される。

 既発売の「CW-L51a」(104,572円)をベースに、さらなる高解像度を追求したというモデル。「CW-L51a」は低域、中域、高域それぞれにデュアルタイプのバランスド・アーマチュア(BA)ドライバを搭載した、3ウェイ6ドライバモデルだが、高域にさらにもう1基、デュアルタイプのドライバを追加したのが「CW-L71/CW-L71PSTS」となる。

「CW-L71」。本体色は21色のカラーバリエーションから選択できる

 これにより、低域×2、中域×2、高域×4の合計8ドライバ構成となり、「高域のディテールがより鮮明になることはもちろん、中低域においても各楽器の実在感がさらに増した」という。デュアルタイプの高域用ドライバは、振動板の面積が、シングル用の約半分で、「クリスピーなサウンドを再現する」とする。

 低域用にはオープンベントタイプの高感度ドライバを採用することで、標準的なサイズながら、ハイスピードな低音を追求した。

 ネットワーク回路には「CW-L51a」と同様に、電解コンデンサを使わない、オーディオ用フィルムコンデンサを搭載している。

サウンドチューニングシステムを加えた「CW-L71PSTS」

 「CW-L71PSTS」は、パーソナル・サウンド・チューニング・システム(PSTS)を搭載。ユーザーが好みに合ったサウンドに調整できる機構で、抵抗がハウジングの外に露出している。付属の抵抗セットの数値を変更したり(80Hz/+12dB~-4dBの範囲で11ステップ)、オプションで用意される調整用の別抵抗に交換する事で「低域の量感から中域のボーカル張り出しを調整できる」という。なお、CW-L71には、CW-L71PSTSの標準セッティングの抵抗値が内蔵されている。

 2機種共通の特徴として、ケーブル交換が可能。コネクタ部分には耳へのフィット感を高めるメモリーワイヤーを内蔵。長さは127cmと162cm、色はクリアとブラックから選択可能。オプションで、極細だが耐久性にも優れるという、銀コート処理採用の「ステルスケーブル」も用意する。本体の色は21色のカラーバリエーションから選択できる。

 インピーダンスは20Ω。感度は109dB。入力端子はステレオミニ。ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロスも同梱する。

ケーブルは着脱可能
標準ケーブル
極細だが耐久性にも優れるという、銀コート処理採用の「ステルスケーブル」も選べる

(山崎健太郎)