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ヤマハ、リモコン付き/Bluetooth対応が選べるイヤフォン

「EPH-52/32/22」。実売3,000円~1万円程度

 ヤマハは、専用設計ドライバを搭載し、リモコンユニット付きや、Bluetoothレシーバをセットにしたモデルなど、豊富なバリエーションを用意したイヤフォン「EPH-52」、EPH-32」、「EPH-22」の3シリーズ8モデルを11月上旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,000円~1万円程度。

EPH-52。左からレッド/ゴールド/チタン

 「EPH-52」(実売8,000円前後)、「EPH-32」(同5,500円前後)、「EPH-22」(同3,000円前後)がスタンダードタイプ。型番の数字の前に「R」がつくのがリモコンユニット付きで、「EPH-R52」(同9,000円前後)、EPH-R32」(同6,500円前後)、「EPH-R22」(同4,000円前後)を用意。「W」がつくのがBluetoothユニットで受信するタイプで、「EPH-W32」(同10,000円前後)、「EPH-W22」(同8,000円前後)をラインナップする。EPH-52には、Bluetoothタイプは無い。

モデル名カラー店頭予想価格発売時期
EPH-52チタン/ゴールド/レッド8,000円前後11月上旬
EPH-R52
(リモコンユニット付き)
9,000円前後
EPH-32ブラック/ゴールド/ブルー5,500円前後
EPH-R32
(リモコンユニット付き)
6,500円前後
EPH-W32
(Bluetoothユニットタイプ)
10,000円前後11月中旬
EPH-22ホワイト/ブラック/ピンク3,000円前後11月上旬
EPH-R22
(リモコンユニット付き)
4,000円前後
EPH-W22
(Bluetoothユニットタイプ)
8,000円前後11月中旬
EPH-52のリモコン付きタイプ、EPH-R52

 共通する特徴は、シリーズ専用に新開発された、8.5mm径ユニットを採用する事。磁気回路には高磁力のネオジムマグネットを採用。振動板には、精度の高い独自のタンジェンシャル・エッジを採用し、振動板が最適に可動するエッジ形状や振動部(ドーム)面積に設定。コンパクトなユニットながら、幅広い帯域再生を可能にしたという。

 ハウジングは、ユニットからの音がストレートに鼓膜に届くように、ユニットと音導管が一直線上に並ぶ設計を採用している。

 ハウジングの素材は、フロント部がABS樹脂、リア部がポリカーボネートとABSの複合樹脂で、硬度の異なる素材を組み合わせる事で不要な共振を低減。高域のピークを抑えるサウンドチューニングパイプも搭載している。

 さらに上位モデルの「EPH-52」シリーズでは、マンガン合金をドライバユニット周辺に塗布し、制振効果を向上させている。

 音の傾向としては、EPH-52が「低音とクリアで抜けの良い高域再生を両立」、「EPH-32」が「ボーカル音を心地よく聴かせる、豊かな中低域再生を実現」、「EPH-22」が「迫力ある低音を再現し、音楽が気持ちよく楽しめる音を追求」したとしている。

EPH-32、左からブルー、ゴールド、ブラック
EPH-22。左からブラック、ピンク、ホワイト
BluetoothユニットバージョンのEPH-W22

 装着方法はノーマルスタイルに加え、ケーブルの耳かけにも対応。イヤーピースには硬度が異なる2種類のシリコン素材を使っており、音の通過部分にはハードシリコンを採用。セレーション加工を施すことで強度と柔軟性を両立し、形状を保持したまま耳の穴に合わせてフィットするという。耳に触れる部分はソフトシリコン。4サイズを同梱する。

 上位モデルの「EPH-52」と「EPH-32」シリーズでは、ケーブルにもセレーション加工を施し、絡みの原因 となる摩擦を低減。タッチノイズも抑えている。

 Bluetoothレシーバ採用モデルは、aptXに対応。再生/停止などの操作もレシーバから行なえる。

 ハウジングにはヤマハの音叉マークを配置。「EPH-52」シリーズはマット塗装仕上げ、「EPH-32」シリーズは、光沢塗装を採用。カジュアルモデル「EPH-22」シリーズは、素材の質感を活かした表面仕上げになっている。

 インピーダンスは16Ω、再生周波数帯域は20Hz~40kHzで全モデル共通。入力端子はL型のステレオミニ。ケーブルは1.2mで、Bluetoothレシーバタイプは60cm。

(山崎健太郎)