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エミライ、新設計/DSD256対応のexaSoundフラッグシップUSB DAC「e22」

 エミライは、カナダGCM Servicesのオーディオブランド「exaSound Audio Design」のフラッグシップDAコンバータ「e22」を12月1日より発売する。価格は399,000円。

e22

 同社の「e20」シリーズから設計を見なおしたフラッグシップモデルで、384kHz/32bitや12.288MHzまでのDSD(DSD256)に対応したUSB DAC。Windows用ASIO 2.1対応ドライバとMac OS X用ドライバで動作する。なお、e20 mk3、e20 mk3 SEなどの既存製品は併売される。

前面

 ESS Technology製DAC「ES9018」を搭載し、OS上からDAC内蔵の32bitデジタルボリュームを制御できる。メモリバッファ内蔵のアシンクロナス伝送対応USBインターフェイスを搭載。44.1kHz系専用と48kHz系専用、DA変換専用の3つの水晶発振器を採用したクロックジッタ値0.082psのクロック回路を搭載する。そ

 11個のパワーフィルタの採用により、オーディオ帯域でのノイズを2μVrmsまで抑え、ジッタやクロストークを抑制。グラウンドループやコンピュータからのノイズ混入を防ぐため、USB基板とDAC回路の間にガルバニック絶縁回路を搭載している。また、高品質のオペアンプ、低ノイズレギュレータ、0.1%精度の薄膜抵抗、タンタルポリマーコンデンサなどの高音質パーツを採用している。

背面

 前面にステレオ標準のヘッドフォン端子を装備し、ヘッドフォンアンプとしても利用可能。exaSoundの第3世代ヘッドフォンアンプ回路を搭載している。

 入力端子はUSB 2.0と、同軸デジタル×1、光デジタル×1。対応サンプリングレートはUSBが44.1kHz~384kHz(PCM)、2.84MHz~12.288MHz(DSD)。同軸デジタルは44.1kHz~192kHz、光デジタルは44.1kHz~96kHz。出力はアナログ×2(XLR×1、RCA×1)、ヘッドフォン×1。消費電力は最大約20W。外形寸法は16.5×23.5×5.5cm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。

(臼田勤哉)