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世界初4K対応Android TV端末「SHIELD」。ストリーミングゲーム対応で「ゲーム界のNetflix」
(2015/3/4 15:14)
NVIDIAは3日(米国時間)、世界初の4K対応Android TV端末であり、Android採用のゲームコンソールでもある「SHIELD」を発表した。5月に発売予定で、ゲームコントローラーとセットにし、価格は199ドルを予定している。
YouTubeの4K動画など、映像の4K/60p出力が可能。1080/60pでゲームも楽しめるコンソール。Googleの音声検索機能を使い、映画などをのコンテンツを検索・購入できるほか、SHIELDに付属するゲームコントローラー、シンプルなデザインのリモコンも操作に利用できる。
映像コーデックはVP9、H265、H264に対応。HDMI 2.0の出力を備えているほか、USSB 3.0端子も2基、micro USB 2.0やmicroSDカードスロットも装備。128GBまでのカードが利用できる。
Bluetooth 4.1 BLEや、IEEE 802.11acの無線LAN機能も搭載。内蔵ストレージは16GB。外形寸法は210×25×130mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は654g。
音楽や静止画をテレビに表示する事も可能。スマートフォンなどのAndroid端末と連携し、端末の映像をSHIELDに転送し、テレビ画面に表示する事もできる。HDMIとUSB経由で、192kHz/24bitのハイレゾ音楽再生にも対応。
プロセッサは、256コアのMaxwell GPUと3GBのRAMを搭載した「Tegra X1」を採用しており、「Apple TVよりも35倍高速」とする。Xbox 360と比べても、1/5の消費電力で、2倍の性能があるとのこと。さらに、SHIELDに最適化したゲームアプリとして、「Doom 3」、「Crysis 3」、「Borderlands」など、50以上のアプリを用意する。
ゲームのダウンロード提供する「NVIDIA GameStream」が利用できるほか、ゲームをインストールせず、クラウド上でプレイできるゲームのストリーミングサービス「GRID」も提供予定。クラウド側にはGeForce GTXのスーパーコンピュータを用意し、最大1080/60pでのゲームプレイがオンデマンドでできる。NVIDIAはこれを「ゲーム界のNetflix」と呼んでいる。