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LIXILの浴室向けフルデジタルスピーカーに10cmタイプ。多様な浴室に対応

 クラリオンは、フルデジタルスピーカーの技術を用いたバスルーム向けスピーカー「フルデジタルサウンドシステム」(FDS)の10cmユニットモデルを開発。LIXILのバスルーム、「リモア」(620,000円~/取付費含まず)や「アライズ」(同587,000円~)などに対応しており、これらのバスルームのオプションスピーカーとしてラインナップされる。

10cmユニットモデルの「フルデジタルサウンドシステム」

 一般的なスピーカーのように、デジタル音源をDACでアナログ変換してアンプで増幅する方法とは異なり、デジタル音源からスピーカー駆動までを完全デジタルで伝送するクラリオンフルデジタルスピーカーシステム「01DRIVE」を用いた製品。

 昨年発売された、「SPAGE」というシステムバスルームに16cmモデルが採用されたが、新モデルでは10cm、4ボイスコイルのフルレンジスピーカーユニットと、それを駆動するユニットで構成する。最大出力は2.8W×2ch。取付性に優れた小型タイプで、幅広いLIXILのシステムバスルームに対応できるという。防水仕様。

 Bluetooth接続に対応しており、スマートフォンなどとワイヤレスで接続。プロファイルはA2DP、接続デバイス情報は最大7台登録できる。入浴したままでも操作がしやすい壁付けの浴室専用リモコンで、ボリュームの調整を行なう事もできる。

 クラリオンの車載音響技術を用いる事で、浴室内の反射を想定した音響チューニングを施し、どの場所に居ても高音質で心地よい音楽を楽しめるようなセッティングになっているという。

「フルデジタルサウンドシステム」の使用イメージ

 消費電力は6W、音楽再生時は3W~5W程度。駆動回路のサイズは、217×105×34mm(幅×奥行き×高さ)、重量はスピーカーユニットが650g、駆動ユニットが320g。

(山崎健太郎)