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三菱、テレビが勝手に電源ON/OFFする不具合の対策ソフトウェアを13日から配信

 三菱電機は、3月29日に発生した液晶テレビ「REAL」の電源ON/OFFを繰り返す不具合について、不具合を修正するソフトウェアを4月13日から地上/BSデジタル放送で配信する。

REAL「LCD-58LSR7」

 不具合は、2010年以降に製造販売したREALシリーズにおいて、3月29日午前0時から正午ごろにかけて、視聴中や録画中に電源がOFF/ONを繰り返したというもの。原因は、「同日の地上/BSデジタル放送の電波に含まれていた一部の特定放送データを正常に処理できなかったため」としている。

 不具合の原因となった特定放送データの配信はすでに停止されているが、13日から提供する修正ソフトウェアを適用することで、テレビのソフトウェア不具合が修正される。

 ソフトウェア更新の対象は、2010年から2015年3月までに製造した120機種、168種類で、最新の4KテレビLCD-58LS1/65LS1なども含まれている。

 ソフトウェアの更新は自動で行なわれるが、三菱電機では改めて、自動ダウンロードの設定方法などを告知(初期設定では、自動ダウンロードを行なう設定になっている)。また、4月10日には同社ウェブサイトおよび、新聞紙上において、「お詫びとソフトウェア更新のお知らせ」を掲載。問合せに対しても、三菱液晶テレビ相談センターにて対応する。

 また、同様の問題が発生した、船井電機/DXアンテナの液晶テレビにおいても、BS放送で13日から、地デジでは20日からソフトウェアアップデートを提供する。

(臼田勤哉)