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オリンパス、胸ポケットで高音質録音できるスティック型ICレコーダ

 オリンパスは、ICレコーダ「Voice-Trek」(ボイストレック)シリーズのビジネス向けモデルとして、全指向性ステレオマイク搭載のスティック型「VP-10」を4月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10,000円前後。 カラーはメタリックブラックとパールホワイトを用意する。

「Voice-Trek VP-10」

 本体上部に全指向性ステレオマイクを備え、発言者の方にマイクが向いていなくても低ノイズ・高音質で録音可能。ポケットに入れたままでも雑音を抑えたクリアな音声の録音が行なえる「擦れ音フィルター」機能や、RECスイッチをONにするだけですぐに録音開始できる「ワンタッチ録音」機能などを搭載する。記録方式は22.05kHz/16bitのリニアPCMと、MP3(128kbps)とWMA(5/32kbps)。

 「商談」、「会議」、「メモ」といったシーンごとに最適な設定が行なえる「録音シーンセレクト」機能に、胸ポケットに入れて録音する場面を想定した「ポケット」モードを新たに追加。このモードを選ぶと自動で、録音レベル「高」、録音モードが「MP3 128kbps」、ローカットフィルター「OFF」、擦れ音フィルター「HIGH」に切り替わる。記録データの背景雑音を取り除いて再生するノイズキャンセル機能も従来モデルより強化した。

 本体は手の中に収まる細身のスティックデザインで、商談などで相手にマイクを意識させずに録音できるという。胸ポケットに入れる際に固定できるクリップも備える。また、USB端子を内蔵しているため、カバーを外すだけでパソコンに接続して直接データのやり取りやバッテリーの充電が行なえる。USBメモリとして使用することも可能。

 4GBのメモリを内蔵し、MP3形式(128kbps)で約66時間、WMA形式のモノラルで約258時間(32kbps)と約1,620時間(5kbps)の録音が可能。電源には単4形電池×1を使用し、最長50時間駆動できる(WMA形式 5kbps時)。別売ACアダプタにも対応。最大90mW出力の10mm径ダイナミックスピーカーとイヤフォン出力や、文字表示が行なえる液晶モニタを備える。外形寸法は130×17×17mm(縦×横×厚さ)、重量は37.5g(電池を含む)。

手の中に収まるスティック型の本体
USB端子搭載でパソコンに直接接続できる

(庄司亮一)