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COWON、89,800円の新ハイレゾプレーヤー「PLENUE M」。デュアルコアCPUで高速動作

 コウォンジャパンは、DSDやFLAC/WAVなどのハイレゾファイル再生に対応した新ポータブルプレーヤー「PLENUE M」(PM-64G-SL)を6月12日に発売する。直販価格は89,800円。カラーはシルバー。64GBのメモリを内蔵し、microSDカードスロットも備えている。

新ハイレゾポータブルプレーヤー「PLENUE M」

 3.7型、480×800ドットのAMOLEDディスプレイを採用したプレーヤー。再生対応フォーマットは、DXD/FLAC/WAV/AIFF/ALAC(Apple Lossless)/APE/MP3/WMA/OGG/WV/TTA/DCF。PCMデータは192kHz/24bitまでのネイティブ再生ができるほか、384kHzまでのDXDやFLAC/WAVの再生も可能だが、1/2にダウンサンプリングしながらの再生となる。32bit float WAVもサポートする。

 DSD 5.6MHzまでの再生も可能だが、PCM 176.4kHz/24bitへの変換再生となる。

 Cortex A9 1.2GHzデュアルコアCPUを搭載。システムの最適化も行なう事で、起動速度や動作の高速化を図っている。OSは組み込み向けのLinux。

 DACはTIバーブラウンの「PCM1795」を採用。SN比120dB、全高調波歪率は0.0007%。クロストークは-132dB。TCXO(温度補償水晶発振器)も搭載。温度と電圧変化によるジッタを低減し、精密なクロックを実現したという。

 側面にはハードウェアボタンを備えるほか、ディスプレイはタッチ操作に対応。再生時にはギャップレス再生や、5種類の歌詞フォーマット表示にも対応する。

背面はヘアライン仕上げ
側面にハードウェアボタンも
microSDカードを追加し、メモリ容量を拡張できる

 ステレオミニのヘッドフォン出力に加え、光デジタル出力も装備。ヘッドフォン出力は2Vrmsで、出力インピーダンスは3Ω。ボリュームを最大にしてラインアウトとして使うこともできる。ボリュームは0.5dB単位で、140段階の細かなコントロールが可能。

 PCとUSB接続し、USB DACとして使うことも可能。推奨OSはWindows 7/8/8.1。

 音質調整用に、JetEffet 7とBBE+を採用。10バンドのイコライザや、BBE+、Reverb、Chorusなどを調節できるユーザープリセットと50種類のレファレンスプリセットを用意する。

 microSDXCカードスロットは最大128GBまでのカードが利用でき、内蔵64GBメモリと合わせて最大192GBのメモリ容量が利用できる。

 前面を除く、すべての面に高強度のアルミニウムを採用。筐体を電気的グランドとして使うことで、低雑音、高音質を実現したという。外形寸法は116.4×64.5×13.4mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は170g。

 内蔵のリチウムポリマーバッテリは3,000mAh。再生時間は約10時間。充電はUSB端子経由で行ない、USB DCアダプタ利用時の充電所要時間は約4時間。

(山崎健太郎)