キヤノン、'16年に4Kプロジェクタ市場参入。LCOS採用の高輝度モデル開発中

　キヤノンは1日、美術館や博物館での投写や、車・飛行機のシミュレータといった用途を想定した、4K対応の高輝度LCOS(反射型液晶)プロジェクタを開発中と発表。2016年に4Kプロジェクタ市場への参入を目指すとしている。

キヤノンが開発中の4Kプロジェクタ

　開発中の4Kプロジェクタには、独自の光学システム「AISYS」を用いて輝度5,000ルーメンながら小型・軽量化。高性能映像エンジンなども備える。解像度は、4Kデジタルシネマ(4,096×2,160ドット)を上回る4,096×2,400ドットを実現する。

　新開発の4K対応ワイドズームレンズも搭載。限られた空間でも、短い設置距離での大画面投写を可能にする。ドーム型スクリーンなどの曲面に、光学的にピントを合わせる機能も備えている。