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Apple Watchにエルメスモデルや新色追加。アプリの自由度がアップする「watchOS 2」も

 アップルは10日、「Apple Watch」に新色のゴールド、ローズゴールドを追加。直販サイトで既に販売を開始しており、「SPORT」タイプの32mmモデルは42,800円~、42mmは48,800円~。エルメス製革バンドを組み合わせた「Apple Watch Hermes」も10月5日に発売する。価格は138,000円~。また、Apple Watchが搭載している「watchOS」の新バージョン「watchOS 2」を米国時間の9月16日に提供する事も発表した。

中央がローズゴールドとゴールド、右端がエルメスモデル

新色やエルメスモデルを追加

 Apple Watchは腕時計型の端末。38mmタイプ、42mmタイプのどちらにも新色のゴールドとローズゴールドを追加している。新色に合わせ、バンドにも「ストーンスポーツバンド」、「ラベンダースポーツバンド」、「ミッドナイトブルースポーツバンド」といった新色を用意。(PRODUCT)REDスポーツバンドもラインナップする。

 エルメスモデルはApple Storeや銀座のエルメスなど、一部店舗のみでの販売となる。「実用性と美しさを兼ね備えるように設計された」というラインナップで、ステンレススチール製のApple Watchと、フランスのエルメスの職人による手作りのレザーストラップを組み合わせている。Apple Watch側には、一から作り直したエルメスの文字盤が表示できるようになっている。

エルメスモデルの使用イメージ

 ストラップ部分はアイコニックな「ドゥブルトゥール」、馬のガースベルトの留め金を連想させるクラシックな「シンプルトゥール」、乗馬用の馬具からインスピレーションを受けて作られた「カフ」の3タイプを用意。それぞれにカラーや仕上げが異なるバリエーションも用意する。

 価格は、シンプルトゥールの38mmモデルが138,000円、シンプルトゥール42mmが145,000円、ドゥブルトゥール38mmが158,000円、カフの42mmが188,000円。

ドゥブルトゥール
シンプルトゥール
カフ

watchOS 2

 watchOS 2では、文字盤の選択肢が増加。世界各地のタイムラプスビデオの選択肢に、香港、ロンドン、マック湖、パリ、ニューヨーク、上海が登場。Apple Watch上の写真アプリから好きな写真を選んで文字盤にしたり、手首を持ち上げるたびに「お気に入り」アルバムから様々な写真を表示する事も可能。

 天気や世界時計など、欲しい情報を切り取って文字盤上に表示する事も可能になる。App Storeのアプリのデータも表示できるため、飛行機のフライトスケジュールを表示したり、Insteonで照明、エアコン、センサー、カメラといった家庭用機器の状況を確認するのも可能。

様々なアプリの情報を文字盤に配置

 竜頭のようなDigital Crownを回して、昨日、今日、明日の出来事やスケジュールを確認する「タイムトラベル」機能も用意。

 横置きして充電ケーブルを接続した際に、自動的にデジタル表示のナイトスタンドモードに移行する。

 パフォーマンスも改善。アプリの読み込み速度が上がり、多くのアプリがネイティブアプリになる。サードパーティ製アプリも、Taptic Engine、Digital Crown、加速度センサー、心拍センサー、スピーカー、マイクといった機能を活用できるようになるため、加速度センサーを使ってゴルフのスイング速度を計測したり、「Strava GPS ランニング&サイクリング」で心拍センサーを使って、ワークアウト中のデータを集めるといった、アプリの自由度もアップする。

 メールや「友達」の登録など、従来からある機能も強化される。

サードパーティ製アプリの機能面での自由度が大幅にアップする

(山崎健太郎)