ニュース

Qualcommが4K空撮用ドローンの開発ボード「Snapdragon Flight」をOEM提供

 Qualcommは10日(米国時間)、コンシューマー向けドローンなどに最適化された、開発用リファレンスプラットフォーム「Snapdragon Flight」を発表した。スマートフォン向けSoC(システム・オン・チップ)の「Snapdragon 801」をベースに開発されたもので、4K撮影やWi-Fi/Bluetooth 4.0/汎地球航法衛星システム(GNSS)に対応。ソフトウェアや開発ツールなども用意し、コンシューマー向けや業務用のドローン開発を行なっているYuneecなどにOEM提供。'16年上半期にはSnapdragon Flightをベースとしたした製品が登場する見込みだという。

「Snapdragon Flight」の開発ボード

 開発ボードの大きさは58×40mm。Snapdragon Flightの対応機能は下記の通り。

  • 4K対応カメラによる動画撮影と画像強調・ビデオ処理機能、前方視界表示用の720pエンコード
  • Qualcomm Hexagon DSPによるリアルタイムフライトコントロール
  • デュアルバンド2×2のWi-Fi(IEEE 802.11n)/Bluetooth 4.0/汎地球航法衛星システム(GNSS)
  • 4KステレオVGAや画像認識カメラ、慣性計測装置(IMU)、気圧計などのセンサー
  • Quick Chargeによる急速充電
Snapdragon Flightを組み込んだドローンのリファレンスデザイン

(庄司亮一)